2級建築施工管理技士 過去問
解説あり

試験最新情報

令和8年(2026年)後期 試験日
2026年11月8日(日)

試験日まで、92

2級建築施工管理技士試験の過去問と解説を令和8年(2026年)前期〜平成29年(2017年)後期まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。2級建築施工管理技士試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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2級 建築施工管理技術検定試験について

2級 建築施工管理技術検定試験とは

2級建築施工管理技術検定は、建設工事の現場で施工管理を行うための国家資格である2級建築施工管理技士を取得するための試験です。

第一次検定だけに合格した場合は、2級建築施工管理技士補となります。制度改正により、試験は第一次検定/第二次検定の2段階になっています。

第一次検定は、試験実施年度に満17歳以上となる人が受検できます。令和8年度は、2010年4月1日以前に生まれた人が対象です。

試験の実施や申請手続きは、国土交通大臣の指定試験機関である一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部が行います。

2級 建築施工管理技士の仕事内容

2級建築施工管理技士は、工事を安全に、予定どおりに、決められた品質で完成させるための管理を行います。

現場では「工事は予定どおり進んでいるか」「安全は守られているか」「品質に問題はないか」といった確認が重要です。

主な場面やること
施工計画資材の発注や職人さんの配置を考え、工事の段取りを決めます。雨天や資材の遅れなどに備えて、別の進め方も考えます。
工程管理毎日の進み具合を確認し、遅れそうな場合は予定を調整します。
安全管理ヘルメットや墜落制止用器具の使用状況を確認し、KY(危険予知)活動を進めます。
品質管理コンクリートの強度試験や材料の検査、完成部分の仕上がりなどを確認します。
発注者対応仕様変更の相談、追加工事の見積り、工事内容の説明などを行います。

2級 建築施工管理技士の役割

2級建築施工管理技士は、現場を工程・安全・品質・コストのバランスを考えながら動かす技術者です。

第二次検定に合格すると、受検種別に対応する建設工事で、一般建設業の営業所に置く専任技術者や、工事現場に置く主任技術者になることができます。

ただし、2級には建築・躯体・仕上げの3つの受検種別があり、主任技術者になれる工事業種が異なります。

建築:建築一式工事、解体工事

躯体:大工工事、とび・土工・コンクリート工事、鋼構造物工事、鉄筋工事など

仕上げ:大工工事、左官工事、屋根工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、建具工事など

「建築」に合格しただけで、すべての専門工事の主任技術者になれるわけではありません。担当したい工事に合う受検種別を選ぶことが大切です。

監理技術者の配置が必要になる金額

発注者から工事を直接請け負った元請会社が、下請会社と結ぶ契約の合計額が次の金額以上になる場合は、原則として主任技術者ではなく監理技術者を配置します。

建築一式工事:8,000万円以上

その他の建設工事:5,000万円以上

この基準は、2025年2月1日から適用されています。金額は消費税を含む額で判断します。

2級建築施工管理技士は主任技術者になるための資格であり、監理技術者になるには原則として1級などの資格が必要です。

技術者の専任が必要になる金額

公共性のある施設や、多くの人が利用する施設などの重要な工事では、請負代金額が次の金額以上になると、主任技術者または監理技術者をその工事現場に専任で置く必要があります。

建築一式工事:9,000万円以上

その他の建設工事:4,500万円以上

専任とは、原則として、その技術者がほかの工事現場を兼任せず、その工事に専念することです。ただし、一定の条件を満たした場合には、ICTを利用して複数現場を兼任できる制度もあります。

2級 建築施工管理技士になるには

1.受検資格を満たす

第一次検定は、試験実施年度に満17歳以上であれば、学歴や実務経験に関係なく受検できます。

第二次検定には、旧受検資格新受検資格があります。

旧受検資格は、学歴・指定学科・保有資格などに応じた実務経験が必要です。経過措置により、令和10年度まで利用できます。

新受検資格には、次のようなルートがあります。

2級建築施工管理技術検定の第一次検定合格後、実務経験3年以上

1級建築施工管理技術検定の第一次検定合格後、実務経験1年以上

一級建築士試験合格後、実務経験1年以上

新受検資格による2級建築施工管理技術検定の申請は、第二次検定のみです。新受検資格を使った第一次・第二次同時申請はできません。

2.第一次検定

第一次検定は、マークシート方式で行われます。試験時間は150分です。

直近の問題では50問が出題され、そのうち指定された40問を解答します。第一次検定には、四肢択一式の問題と、正しい肢を2つ選ぶ五肢択二式の能力問題があります。

合格基準は原則として得点60%以上です。令和8年度前期は、40問中24問以上の正解が合格基準でした。

3.第一次検定合格で「技士補」

第一次検定に合格すると、2級建築施工管理技士補となります。

第一次検定の合格には有効期限がありません。第二次検定の受検資格となる実務経験を積んでから、後の年度に第二次検定を受けられます。

4.第二次検定

第二次検定は、記述式と四肢択一式を組み合わせた試験です。試験時間は120分です。

令和7年度の公開問題は全5問題で、次の構成でした。

問題1〜3:記述式

問題4〜5:四肢択一式

問題5:建築・躯体・仕上げの受検種別ごとに問題が分かれます

問題1では、自分の経験も踏まえながら、示された工事計画について考えて記述する問題が出題されています。単に過去の工事経験を暗記するのではなく、与えられた条件を読み取り、工程・品質・安全などの考え方を説明する練習が必要です。

第二次検定の合格基準も、原則として得点60%以上です。

5.合格後の手続き

合格者は国土交通省へ申請することで、国土交通大臣名の技術検定合格証明書の交付を受けられます。

第一次検定合格者:2級建築施工管理技士補の合格証明書

第二次検定合格者:2級建築施工管理技士の合格証明書

新規交付の手数料は2,200円分の収入印紙です。

氏名変更や紛失の場合は、現住所を管轄する地方整備局などへ書換または再交付を申請します。

施工管理技士と施工管理技士補の資格には、有効期限や定期更新制度はありません

勉強方法

必要な勉強時間

必要な勉強時間は、建築の知識や現場経験によって異なります。民間講座などでよく示される目安は、100〜300時間程度です。

バックグラウンド第一次検定の勉強時間の目安第二次検定まで考えた対策
建築未経験200〜300時間/3〜6か月建築用語や施工手順から学びます。第二次検定の受検には、別に所定の実務経験が必要です。
現場初心者150〜200時間/2〜3か月現場で学べる施工知識を生かし、法規や計算問題を重点的に学びます。
建築系学科卒50〜100時間/1〜2か月学校で学んだ内容を復習し、法改正と記述問題の練習に力を入れます。

なお、勉強時間と第二次検定に必要な実務経験は別です。新受検資格では、2級第一次検定合格後に実務経験3年以上が必要です。

 

・合格ライン

第一次検定と第二次検定の合格基準は、原則として得点60%以上です。

これは法律そのものに「60%」と定められているという意味ではなく、試験の合格基準です。また、試験の実施状況によって合格基準が変更される可能性があります。

満点を目指すよりも、頻出分野を確実に理解し、苦手分野で大きく点を落とさないことが大切です。

 

・学習カレンダーの例

Week 1〜2:試験範囲を確認し、使用するテキストと過去問題を決めます。

Week 3〜6:分野ごとに過去問題を解き、間違えた理由を確認します。

Week 7〜8:数量計算、工程表、法規などの苦手分野を集中的に復習します。

Week 9〜10:新しい年度の問題と法改正を確認し、本番と同じ時間で模擬試験を行います。

試験直前:新しい内容を増やしすぎず、間違えた問題と重要事項を見直します。

毎日続けることが難しい場合は、「今日は10問だけ解く」など、達成しやすい目標を決めると続けやすくなります。

効率的な学習方法

“60%主義”で取るべき点を落とさない —— これが最短合格の鉄則です。

1.受検の手引を学習の地図にする

公式の「受検の手引」で、試験科目、出題形式、試験時間、合格基準を確認します。

受検の手引は受検資格を確認するだけでなく、学習範囲の全体像をつかむためにも役立ちます。

2.過去問題を3回くり返す

1回目は、理解できている問題と分からない問題を分けます。

2回目は、解説やテキストで根拠を確認します。

3回目は、間違えた問題を中心に、何も見ずに解き直します。

間違えた問題は、できれば翌日や2日後など、忘れきる前にもう一度解きます。

3.法規を短くまとめる

建設業法、建築基準法、労働基準法、労働安全衛生法などの重要事項を短いカードやスマートフォンのメモにまとめます。

条文を丸ごと暗記するのではなく、「誰が」「いつまでに」「どこへ」「何を届けるか」を整理すると覚えやすくなります。

4.第二次検定は記述練習を行う

日々の現場で気づいた工程上の問題、安全対策、品質確認などを短くメモしておくと、考え方を整理する練習になります。

ただし、現在の第二次検定では、示された工事条件を読み取って答える力も必要です。過去問題を使い、決められた文字数と解答欄の中で具体的に書く練習を行います。

5.市販テキストと公式過去問題を組み合わせる

「建築施工管理技術テキスト」は、一般財団法人地域開発研究所が発行する市販教材です。試験実施機関の公式教材ではありません。

教材を選ぶときは、発行年が新しく、最新の法改正に対応しているものを選びます。あわせて、建設業振興基金が公開する公式の過去問題を利用します。

6.本番と同じ時間で模擬試験を行う

令和8年度の試験時間は、第一次検定が10時15分〜12時45分、第二次検定が14時15分〜16時15分です。

模擬試験も同じ時間帯で行い、問題を解く順番や時間配分を確認しておくと、本番で落ち着いて取り組みやすくなります。

 

勉強方法のまとめ

勉強時間の目安は100〜300時間程度ですが、必要な時間には個人差があります。

学習は、出題範囲の確認→過去問題の反復→法規の整理→記述練習の順で進めると取り組みやすくなります。

現場で働いている人は、上司や先輩に「この施工管理の知識は、実際の現場でどのように使うのか」と質問すると、試験内容と実務を結び付けて覚えやすくなります。

2級 建築施工管理技士の関連資格

1級建築施工管理技士

もっと大きな現場で指揮を執りたい人の定番ルートです。

令和8年度の試験日は、第一次が2026年7月19日(日)、第二次が2026年10月18日(日)です。

監理技術者が必要となる目安(下請契約の合計額)は、建築一式8,000万円以上/その他5,000万円以上です。

一級・二級建築士

設計・確認申請のプロ。施工管理技士とのダブルライセンスを持つと、設計図から施工図への“翻訳”がスムーズになります。

活躍場面 … 設計事務所はもちろん、ゼネコンでの設計施工一括案件、CM(コンストラクション・マネジメント)業務など。

建築設備士

空調・換気、給排水衛生、電気など、建築設備に関する専門資格です。

建築士が建築設備の設計や工事監理を行う際に、建築設備士の意見を聞いた場合は、そのことを確認申請書などに記載します。建築設備士は、建築士に設備面の専門的な助言を行う役割を持ちます。

受験資格には、建築・機械・電気に関する学歴と実務経験によるルート、一級建築士などの資格によるルート、建築設備の実務経験によるルートがあります。

建築設備士であることを理由に、建築士試験の設計製図試験が一部免除される一般的な制度はありません。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)

建物の空気環境、給排水、清掃、ねずみ・昆虫などの防除を管理するための国家資格です。

特定用途に使われる床面積の合計が3,000㎡以上の建築物、または学校教育法第1条に定める学校で8,000㎡以上の建築物は、建築物環境衛生管理技術者の選任が必要です。

受験資格は、対象となる建築物の環境衛生上の維持管理に関する実務に2年以上従事していることです。

合格率は年度によって異なり、令和6年度は23.2%、令和7年度は30.6%でした。

2級電気工事施工管理技士

改修工事などで電気分野も扱いたい人に役立つ資格です。内装主体の小規模改修を請けるなら電気も押さえておくと便利。

関連資格どう選ぶ?

あなたの目標相性が良い資格
大型プロジェクトで総指揮1 級建築施工管理技士
設計〜施工をワンストップ建築士+建築設備士
運営・維持管理へ転身ビル管理士
内装・改修の幅を広げる2 級電気工事施工管理技士

 

<まとめ>

1 級建築施工管理技士で“監理技術者”になれば億単位現場の指揮が可能。

建築士/建築設備士は“つくる”だけでなく“描く”スキルを強化。

ビル管理士で長期運営フェーズへ、電気施工管理で多能工に。

缶コーヒー片手に「次はどのバッジを付けようかな」と考える時間も、キャリアづくりの立派な一歩。

現場で見かけた資格プレートをネタに雑談すれば、意外なヒントが転がっていますよ。

試験の概要

試験会場

前期(第一次のみ)は、札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の10地区です。
後期は、第一次検定のみ、第一次・第二次同時、第二次検定のみの区分があり、試験地は札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄の13地区です。

学校申請者向けには、後期で上記以外に8試験地が設けられます。

試験日時

前期 第一次検定:2026年6月14日(日)

後期 第一次検定・第二次検定:2026年11月8日(日)

申請受付期間

前期(第一次のみ):2026年2月6日(金)〜2月27日(金)

後期:インターネット申請 2026年6月29日(月)〜7月27日(月)、書面申請 2026年7月13日(月)〜7月27日(月)

出題基準

第一次検定:マークシート方式中心、150分
第二次検定:記述式+四肢択一式(マークシート)、直近の公開問題では全5問題(1〜3記述、4〜5四肢択一)

受験手数料

前期 第一次検定のみ:6,150円(非課税)
後期の受検手数料は、受検区分(第一次・第二次同時、第二次のみ等)で案内されます。直近の案内では、第一次・第二次同時申請の合計が12,300円(非課税)です。

合格発表日

区分合格発表日
前期 第一次検定2026年7月13日(月)
後期 第一次検定2026年12月21日(月)
第二次検定2027年2月5日(金)

合否通知は本人宛てに郵送されます。また、合格発表日の午前9時から2週間、合格者の受検番号が建設業振興基金のWebサイトに掲載されます。

出題方式

第一次50問中40問解答・150分60%以上で合格

第二次択一+記述・120分60%以上で合格

受験申込方法

申込方法は、第一次検定・第二次検定の区分と、旧受検資格・新受検資格の違いによって変わります。

第一次検定のみ

前期・後期ともに、インターネット申請のみです。

第一次検定のみには、再受検申請という区分はありません。

旧受検資格による後期申請

初めて第一次・第二次を同時申請する場合:書面申請

初めて第二次検定のみを申請する場合:書面申請

過去に受検した人の再受検申請:インターネットまたは書面

過去の申請状況によっては、再受検者でも書面申請が必要になる場合があります。

新受検資格による申請

新受検資格で申請できるのは、第二次検定のみです。

令和8年度から、新受検資格による申請はインターネット申請のみです。

2級建築施工管理技術検定では、新受検資格による第一次・第二次同時申請はできません。

申込期間

前期(第一次のみ):2026年2月6日(金)〜2月27日(金)

後期:ネット申請 2026年6月29日(月)〜7月27日(月)/書面申請 2026年7月13日(月)〜7月27日(月)です。

受検票の発送

区分発送日
前期 第一次検定2026年5月25日(月)
後期 第一次検定・第二次検定2026年10月22日(木)

発送後も受検票が届かない場合は、受検の手引に記載された期間に建設業振興基金へ確認します。

免除制度

第一次合格は無期限(いつでも第二次へ)。

一級建築士試験合格+実務1年以上第二次へ進めます(新受検資格)。

旧受検資格は令和10年度まで選択可(条件により以後も第二次のみ可)。

合格情報

合格基準

第一次検定:40 問中 24 問以上(得点60 %以上)で合格。

第二次検定:得点60 %以上(建築・躯体・仕上げの3区分いずれも足切りなし)。
※(特記事項)令和元年度は第二次検定で 56% への補正が行われました。

免状の交付

発表は財団サイトと官報で公表されます。

合格後は国土交通省(各地方整備局など)へ合格証明書の交付申請(各2,200円)を行います。「免状更新」は不要です。

 

免状更新は不要ですが、氏名変更・紛失時は再交付手数料(2,200 円)が必要。

合格結果の引き継ぎ(科目合格・一次の扱い)

科目ごとの合格(科目合格)制度はありません。第一次は全体の得点で合否が決まります。

第一次検定に合格すると「2級建築施工管理技士補」になり、次回以降の第二次検定に進めます。第一次合格の有効期限はありません。

資格取得後の有効期間(更新の要否):合格証明書(資格)に有効期限はなく、更新は不要です。

受検資格の経過措置:制度見直しに伴い、旧受検資格は令和10年度まで利用できるなどの経過措置があります(詳細は受検の手引で確認してください)。

資格取得後の有効期間(更新の要否)

合格証明書(免状)に有効期限はありません。更新は不要です。長く使えます。

氏名変更や紛失時は再交付や書換が可能で、手数料は2,200円です。申請は居住地を管轄する国土交通省の各地方整備局等で受け付けています。

合格率

年度受検者数合格者数合格率
令和7(2025)22,803人8,285人36.3%
令和6(2024)22,885人11,550人50.5%
令和5(2023)27,116人13,387人49.4%
令和4(2022)27,004人11,421人42.3%
令和3(2021)32,128人15,736人49.0%
令和2(2020)32,468人11,366人35.0%
令和元(2019)28,718人9,083人31.6%
平成30(2018)28,888人7,495人25.9%
平成29(2017)30,262人11,725人38.7%
平成28(2016)31,466人16,331人51.9%

年度によって差がありますが、過去10年では約26〜52%の範囲で推移しています。