2級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)前期
問1 (ユニットA 問1)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年)前期 問1(ユニットA 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

湿度及び結露に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 絶対湿度が100%になる温度を露点温度という。
  • 壁体の中に熱伝導率の大きい場所がある場合に、熱が集中して流れるこの部分を熱橋という。
  • 冬季暖房時に、室内の水蒸気により外壁などの室内側表面で生じる結露を表面結露という。
  • 乾燥空気1kg当たりに含まれている水蒸気の質量を絶対湿度という。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

湿度には種類が2種類あり、

1つ目、絶対湿度は空気1m3に含む水蒸気量gの事です。

    単位はg/m3

2つ目、相対湿度は空気中に含むことが出来る水分量に対する実際の水分量の割合%の事です。

    単位は%。

質問の単位を見て頂くと「%」と書いていますので、これは相対湿度の事を指しています。

各選択肢については以下の通りです。

1 相対湿度が100%になる温度を露点温度といいます。

2 読み方に注意が必要です。

  壁体の中とは材料を示しているのではなく、

  「壁体と呼ばれるものの中(例:断熱材の隙間で外壁と繋がっている部分)に、

  熱が集中して流れてしまう熱橋(ヒートブリッジ)という部分がある。」

  と読みます。

3 相対湿度は空気中に含むことが出来る水分量に対する実際の水分量は決まっています。

  温度が高いほど水分量は多く(夏の気候:高温多湿)、

  温度が低いほど水分量は少ない(冬の気候:低温乾燥)です。

  冬の窓を想像してください。

  暖かい室内空気が外の冷たい空気に冷やされガラス表面に水滴がつきます。

  これが表面結露です。

4 上記の絶対湿度の内容と同じです。

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02

正解は「絶対湿度が100%になる温度を露点温度という。」です。

選択肢1. 絶対湿度が100%になる温度を露点温度という。

不適当な内容です。 

露点温度とは相対湿度が100%となる温度の事です。

選択肢2. 壁体の中に熱伝導率の大きい場所がある場合に、熱が集中して流れるこの部分を熱橋という。

正しいです。

熱橋(ヒートブリッジ)は、熱伝導率が高い為、熱が外部や内部に逃げやすい場所です。

選択肢3. 冬季暖房時に、室内の水蒸気により外壁などの室内側表面で生じる結露を表面結露という。

正しいです。冬季に暖房を使用すると、表面結露が発生します。

これは、室内外で温度差が生じ、気温が高い方が先に露点温度に達する為です。

選択肢4. 乾燥空気1kg当たりに含まれている水蒸気の質量を絶対湿度という。

正しいです。

記載の通りです。

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03

最も不適当なものは、「絶対湿度が100%になる温度を露点温度という。」です。

露点温度とは、空気を冷やしていったときに、空気中の水蒸気が水滴になり始める温度です。このとき相対湿度が100%になります。絶対湿度は、水蒸気の量を表すもので、通常「100%になる」とは表しません。そのため、「絶対湿度が100%になる」という部分が誤りです。

選択肢1. 絶対湿度が100%になる温度を露点温度という。

これは不適当です。
露点温度は、空気中の水蒸気が水滴になり始める温度です。このとき100%になるのは、絶対湿度ではなく相対湿度です。
相対湿度は、その温度の空気が含むことのできる水蒸気量に対して、実際にどれくらい水蒸気を含んでいるかを割合で表したものです。

選択肢2. 壁体の中に熱伝導率の大きい場所がある場合に、熱が集中して流れるこの部分を熱橋という。

これは適切です。
熱橋とは、熱が通りやすい部分のことです。たとえば、断熱材の中に金属部材などがあると、その部分から熱が逃げやすくなります。
熱橋があると、そこだけ温度が下がりやすくなり、結露の原因になることがあります。

選択肢3. 冬季暖房時に、室内の水蒸気により外壁などの室内側表面で生じる結露を表面結露という。

これは適切です。
冬に暖房していると、室内の空気には水蒸気が含まれています。その水蒸気が、冷えた外壁や窓などの表面で冷やされると、水滴になります。
このように、壁や窓などの表面にできる結露を表面結露といいます。

選択肢4. 乾燥空気1kg当たりに含まれている水蒸気の質量を絶対湿度という。

これは適切です。
絶対湿度は、空気中に含まれる水蒸気の量を表します。建築環境の分野では、乾燥空気1kgに対して、水蒸気が何kg含まれているかで表すことがあります。
つまり、空気がどれだけ水蒸気を含んでいるかを、量として見る考え方です。

まとめ

この問題では、絶対湿度・相対湿度・露点温度・結露の意味を区別することが大切です。露点温度で100%になるのは、絶対湿度ではなく相対湿度です。絶対湿度は水蒸気の量を表すもの、相対湿度は水蒸気の割合を表すものとして整理すると分かりやすいです。

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