2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問18 (建築施工 問1)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問18(建築施工 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

遣方及び墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 遣方を設けて、建物の高低、位置、方向、心の基準を明確にした。
  • ベンチマークは、複数設置により相互の誤差が生じるため、設置は1か所とした。
  • 通り心、高低のベンチマーク等の基準墨については、図面化し、墨出し基準図を作成した。
  • 高さの基準墨は、各階基準床仕上げ面から1m上がりとした。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、

「ベンチマークは、複数設置により相互の誤差が生じるため、設置は1か所とした。」

です。

ベンチマークは、建物の高さを決めるための基準となる点です。工事中に動いたり、測定に誤りが生じたりした場合に確認できるよう、通常は2か所以上設けて相互に確認できるようにします。そのため、「1か所とした」という記述は不適当です。

選択肢1. 遣方を設けて、建物の高低、位置、方向、心の基準を明確にした。

適当です。

遣方は、工事を始めるときに、建物の位置や高さなどの基準を示すために設けます。

遣方に水糸などを張ることで、建物の位置、方向、柱や壁の中心線、高さの基準を確認できます。

そのため、建物を設計図どおりの位置に正しくつくるための大切な作業です。

選択肢2. ベンチマークは、複数設置により相互の誤差が生じるため、設置は1か所とした。

不適当です。

ベンチマークは、工事中の高さを測るときの基準となる点です。

1か所だけでは、そのベンチマーク自体が沈下したり動いたりしても、変化に気付きにくくなります。

そのため、工事の影響を受けにくい場所に2か所以上設置し、互いの高さを確認できるようにするのが基本です。

複数設置するのは誤差を生じさせるためではなく、むしろ異常や誤差を確認するためです。

選択肢3. 通り心、高低のベンチマーク等の基準墨については、図面化し、墨出し基準図を作成した。

適当です。

墨出しでは、柱や壁などの位置を示す通り心や、高さの基準となるベンチマークなどを正確に管理する必要があります。

そこで、これらの基準を図面にまとめて、墨出し基準図を作成して管理します

これにより、作業する人が共通の基準を使うことができ、位置や高さの間違いを防ぎやすくなります。

選択肢4. 高さの基準墨は、各階基準床仕上げ面から1m上がりとした。

適当です。

高さの基準墨は、床の仕上げ面などを基準として、壁や柱などに水平に示す墨です。

一般に、各階の基準床仕上げ面から1m上がった位置に基準墨を設けます

この基準墨を利用して、窓や扉、天井などの高さを正確に測ります。

まとめ

遣方や墨出しは、建物を正しい位置や高さにつくるための重要な作業です。

遣方では、建物の位置、方向、中心、高さの基準を明確にします。

通り心やベンチマークなどの基準は図面化し、墨出し基準図として管理します。また、高さの基準墨は、一般に各階の床仕上げ面から1m上がりに設けます。

特にベンチマークは、1か所だけではなく2か所以上設け、互いに確認できるようにすることが重要です。

したがって、「ベンチマークは1か所とした」という記述が不適当です。

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