2級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)前期
問32 (ユニットD 問32)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年)前期 問32(ユニットD 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

工程計画及び工程管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ネットワーク工程表は、工程における複雑な作業間の順序関係を視覚的に表現することができる工程表である。
  • 基本工程表は、工事全体を一つの工程表としてまとめたもので、工事の主要な作業の進捗を表示する。
  • 工程計画を立てるに当たり、その地域の雨天日や強風日等を推定して作業不能日を設定する。
  • 各作業の所要期間は、作業の施工数量に投入数量と1日当たりの施工能力を乗じて求める。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 .ネットワーク工程表は、工程における複雑な作業間の順序関係を視覚的に表現することができる工程表である。

 正しいです。

 記載の通りです。

2 .基本工程表は、工事全体を一つの工程表としてまとめたもので、工事の主要な作業の進捗を表示する。

 正しいです。

 基本工程表は、着工前に準備する工程表であり総合工程表ともいいます。

 細かな工事については、記載を省いている箇所もあり、大まかな流れが

 わかるものです。

3 .工程計画を立てるに当たり、その地域の雨天日や強風日等を推定して作業不能日を設定する。

 正しいです。

 雨天や、自然災害等を見込む事により、その際に出来ない仕事の予備日を

 確保できます。

4 .各作業の所要期間は、作業の施工数量に投入数量と1日当たりの施工能力を乗じて求める。

 間違いです。

 施行数量から一日あたりの施工能力を割る事で算出できます。

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02

正解は4です。

各作業の所要日数は施工範囲を㎡等で計算した場合の人・材料などの数量を目安に作業量を何日でこなせるかを考え算出します。

各選択肢については以下の通りです。

1 設問の通りです。
  工事全体の順序関係、工事の進み具合、

  クリティカルパス(所要期間が最長となる経路)の把握が出来る

  工程表です。

2 設問の通りです。

  着工から竣工までの工事全体の進捗状況が把握できる工程表です。

  検査日なども記入します。 



3 設問の通りです。

  台風の時期、長期休暇(年末年始、GWなど)も考慮します。

4 作業員の人数は積算基準、過去の実績などを考慮して決めます。

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03

最も不適当なのは、「各作業の所要期間は、作業の施工数量に投入数量と1日当たりの施工能力を乗じて求める。」です。
工程計画では、各作業の所要期間は、ふつう施工数量を、投入数量と1日当たりの施工能力で割って求めます。つまり、掛け算ではなく割り算で考えます。ほかの選択肢は、工程計画や工程管理の考え方として合っています。

選択肢1. ネットワーク工程表は、工程における複雑な作業間の順序関係を視覚的に表現することができる工程表である。

この選択肢は適切です。
ネットワーク工程表は、作業どうしの前後関係順序関係を見やすく表せる工程表です。複雑な工事でも、どの作業がどの作業のあとに続くのかを整理しやすいのが特徴です。

選択肢2. 基本工程表は、工事全体を一つの工程表としてまとめたもので、工事の主要な作業の進捗を表示する。

この選択肢は適切です。
基本工程表は、工事全体の流れを大きくつかむための工程表です。施工計画書における基本工程表には、主要な工事項目を記入するとされており、工事全体を一つの工程表としてまとめる考え方に合っています。

選択肢3. 工程計画を立てるに当たり、その地域の雨天日や強風日等を推定して作業不能日を設定する。

この選択肢は適切です。
工程計画では、雨や強風などで作業できない日をあらかじめ見込んでおくことが大切です。施工計画書の手引きでも、作業不能日数を見込み、無理のない工程とすることとされています。国土交通省の資料でも、地域ごとの雨休率や天候等による作業不能日を見込んで工期設定を行う考え方が示されています。

選択肢4. 各作業の所要期間は、作業の施工数量に投入数量と1日当たりの施工能力を乗じて求める。

この選択肢は適切ではありません。
各作業の所要期間は、施工数量 ÷(投入数量 × 1日当たりの施工能力)で考えるのが基本です。
たとえば、施工数量が多ければ日数は長くなり、作業員や機械の投入量、1日当たりの施工能力が大きければ日数は短くなります。問題文のように乗じて求めるとしてしまうと、考え方が逆になります。

まとめ

この問題では、所要期間の求め方を正しく覚えているかがポイントです。
整理すると、
ネットワーク工程表は作業間の順序関係を表しやすい、
基本工程表は工事全体の主要な流れをまとめる、
工程計画では雨天日や強風日などの作業不能日を見込む
という考え方でよいです。

特に大事なのは、所要期間は掛け算ではなく割り算で求めるという点です。
施工数量を、投入数量と1日当たりの施工能力で割ると覚えておくと、似た問題でも迷いにくくなります。

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