2級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)前期
問35 (ユニットD 問35)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年)前期 問35(ユニットD 問35) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理のための試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄骨工事において、高力ボルト接合部の締付けの検査のため、超音波探傷試験を行った。
  • シーリング工事において、接着性の確認のため、簡易接着性試験を行った。
  • コンクリート工事において、フレッシュコンクリートの受入れ検査のため、空気量試験を行った。
  • 鉄筋工事において、ガス圧接継手の検査のため、抜き取った接合部の引張試験を行った。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

超音波探傷試験とは鉄骨の溶接部分など、

目で確認できない内部の欠陥を確認する為の検査です。

各選択肢については以下の通りです。

1 鉄骨工事において、高力ボルト接合部の締付けの検査のため、

  目視検査、締め付けトルクの検査等を行います。

2 設問の通りです。

  実際の部材又は化粧見本を引っ張るなどして簡易に試験します。

3 設問の通りです。

  空気量はコンクリートの種類によって規定値が決まっています。

  空気量試験によって、密度が分かります。 

4 設問の通りです。

  非破壊検査(目視検査等)と破壊検査(抜き取り検査等)があります。

   

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02

1 .鉄骨工事において、高力ボルト接合部の締付けの検査のため、超音波探傷試験を行った。

 間違いです。

 超音波探傷試験は、溶接部に行う事で、ボルト接合部には行いません。

2 .シーリング工事において、接着性の確認のため、簡易接着性試験を行った。

 正しいです。

 シーリング工事を行う際は、簡易接着試験を行います。

3 .コンクリート工事において、フレッシュコンクリートの受入れ検査のため、空気量試験を行った。

 正しいです。

 コンクリート試験時は、スランプ、空気量、温度等の確認を行います。

4 .鉄筋工事において、ガス圧接継手の検査のため、抜き取った接合部の引張試験を行った。

 正しいです。

 引っ張り検査を行う事で所定の強度が発現しているか確認をします。

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03

最も不適当なのは、「鉄骨工事において、高力ボルト接合部の締付けの検査のため、超音波探傷試験を行った。」です。
超音波探傷試験は、主に溶接部鉄筋ガス圧接部の内部欠陥を調べる試験です。
一方、高力ボルト接合部の締付け検査では、ピンテールの破断、マーキングのずれ、ナット回転量、ボルトの余長などを確認します。したがって、この選択肢は検査方法の組合せが誤っています。

選択肢1. 鉄骨工事において、高力ボルト接合部の締付けの検査のため、超音波探傷試験を行った。

この選択肢は適切ではありません。
国土交通省の資料では、高力ボルト接合の締付け後の確認は、トルシア形高力ボルトならピンテールの破断やマーキングのずれ、JIS形高力ボルトならマーキングのずれ、ナット回転量、ボルトの余長などで行うことが示されています。
これに対して、超音波探傷試験は、溶接部や鉄筋ガス圧接部に使う試験です。高力ボルトの締付け確認に使うものではありません。

選択肢2. シーリング工事において、接着性の確認のため、簡易接着性試験を行った。

この選択肢は適切です。
公共建築改修工事標準仕様書では、外部に面するシーリング材は、施工に先立って接着性試験を行うとされ、特記がなければ簡易接着性試験とすると示されています。
そのため、接着性の確認のために簡易接着性試験を行うのは適切です。

選択肢3. コンクリート工事において、フレッシュコンクリートの受入れ検査のため、空気量試験を行った。

この選択肢は適切です。
国土交通省の施工プロセス検査の資料では、コンクリート受入時に必要な試験として、温度、スランプ、空気量等の測定結果を確認するとされています。
したがって、フレッシュコンクリートの受入れ検査で空気量試験を行うのは適切です。

選択肢4. 鉄筋工事において、ガス圧接継手の検査のため、抜き取った接合部の引張試験を行った。

この選択肢は適切です。
公共建築工事標準仕様書では、鉄筋のガス圧接継手の検査方法として、超音波探傷試験のほかに引張試験が示されています。
引張試験では、1ロットに対して3本の試験片を採取するとされていますので、抜き取った接合部の引張試験を行うという内容は適切です。

まとめ

この問題では、試験や検査の対象と方法の組合せを正しく覚えているかがポイントです。
高力ボルト接合部の締付け検査は、ボルトの締付け状態を確認する検査であり、超音波探傷試験は使いません。
一方、シーリング材の簡易接着性試験フレッシュコンクリートの空気量試験鉄筋ガス圧接継手の引張試験は、いずれも適切な組合せです。

似た問題では、
高力ボルト=締付け状態の確認
溶接や圧接=内部欠陥や接合性能の確認
コンクリート受入れ=スランプ・空気量などの確認
という形で整理すると、判断しやすくなります。

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