2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問1 (ユニットA 問1)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問1(ユニットA 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 風力換気における風圧力は、風速の2乗に比例する。
  • 温度差換気における換気量は、給気口と排気口の高低差の平方根に比例する。
  • 必要換気量は、単位時間当たりの室内の空気汚染質の発生量を、室内の汚染質濃度の許容値と外気の汚染質濃度との差で除して求められる。
  • 機械換気方式には、屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違いを利用するものがある。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題の大事な部分は、風力換気における風速と換気量の関係についての問題です。

選択肢1. 風力換気における風圧力は、風速の2乗に比例する。

適切

風力換気の風圧力は風速の2乗に比例します。

簡単に説明すると、風が2倍になると換気量は4倍になります。

選択肢2. 温度差換気における換気量は、給気口と排気口の高低差の平方根に比例する。

適切

温度差換気は煙突効果〈スタック効果〉により起こり、換気量は高低差の平方根に比例します。

選択肢3. 必要換気量は、単位時間当たりの室内の空気汚染質の発生量を、室内の汚染質濃度の許容値と外気の汚染質濃度との差で除して求められる。

適切

必要換気量は、発生量÷(室内許容濃度−外気濃度)で求められます。

選択肢4. 機械換気方式には、屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違いを利用するものがある。

不適切

こちらは、自然換気の説明になります。

機械換気は、換気扇等を使用して強制的に換気する方法です。

参考になった数9

02

換気に関する問題です。

必要換気量の計算方法や換気方式(機械・自然)について、よく覚えておきましょう。

選択肢1. 風力換気における風圧力は、風速の2乗に比例する。

設問の通りです。

風圧力は風速の2乗に比例します。

選択肢2. 温度差換気における換気量は、給気口と排気口の高低差の平方根に比例する。

設問の通りです。

選択肢3. 必要換気量は、単位時間当たりの室内の空気汚染質の発生量を、室内の汚染質濃度の許容値と外気の汚染質濃度との差で除して求められる。

設問の通りです。

必要換気量は、空気汚染質の発生量÷(室内の汚染質濃度-外気の汚染質の濃度)で求められます。

選択肢4. 機械換気方式には、屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違いを利用するものがある。

誤りです。

機械換気方式には、

・給気、排気ともに機械で行う第1種換気

・機械給気し自然排気する第2種換気

・自然給気し機械排気する第3種換気 の3種類があります。

 

こちらは、機械を使わない自然換気の説明のため

誤りとなります。

 

参考になった数1