2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問29 (ユニットE 問2)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問29(ユニットE 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
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鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいように隙間を設けることとした。
- 敷地内に仮設道路を設置するに当たり、地盤が軟弱であったため、浅層地盤改良を行うこととした。
- 工事用ゲートには、車両の入退場を知らせる標示灯を設置したが、周辺生活環境に配慮してブザーを設置しないこととした。
- 工事現場の周辺状況により、危害防止上支障がないことから、仮囲いとしてガードフェンスを設置することとした。
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この過去問の解説 (2件)
01
仮設計画とは、足場や揚重、作業経路、現場事務所等の配置等を工事着手前にたてるもので、法令、安全に対する意識、作業動線の理解や施工性及び施工手順に関する知識が必要です。
鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいように隙間を設けることとした。
工事中であっても、敷地外に雨水を垂れ流すなどしてはいけません。仮設の排水経路を設置しましょう。
仮設道路のための地盤改良であり、交通荷重のため浅層改良とします。
安全とともに周辺生活環境への配慮も大切なことから、視覚的注意喚起の標示灯によるサインも有効です。
周囲の安全上支障がなければ、ガードフェンス(1.8m×1.8m)でかまいません。
「工事期間中工事現場の周囲にその地盤面からの高さが1.8m以上の板塀その他これに類する仮囲いを設けなければならない。」(建築基準法施行令第136条の2の20)
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02
最も不適当なものは、「鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいように隙間を設けることとした。」です。
この問題は、仮囲い、仮設道路、工事用ゲートなどについて、事前にどのような安全対策や周辺対策を考えるかを問う問題です。
工事中は、排水による泥土の流出等を防止することが求められています。そのため、鋼板製仮囲いの下端に雨水を外へ流しやすくするための隙間を設ける考え方は適切ではありません。
鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいように隙間を設けることとした。
これは不適当です。
仮設計画では、現場の雨水や泥水を無秩序に敷地外へ流出させないことが大切です。公共建築工事標準仕様書でも、排水による泥土の流出等を防止することが示されています。したがって、鋼板製仮囲いの下端に隙間を設けて外へ流れ出やすくするのは、仮設排水の考え方に合っていません。
これは適当です。
軟弱地盤では、そのままでは工事車両が通りにくかったり、沈下しやすかったりします。国土交通省関係資料でも、軟弱地盤上の道路では各種の地盤対策工法を用いること、また浅層混合処理工法が軟弱地盤処理工の一つとして扱われていることが示されています。ですから、仮設道路のために浅層地盤改良を行う考え方は不自然ではありません。
これは適当です。
土木工事安全施工技術指針では、工事車両の出入口には、歩行者などに知らせるためブザー又は黄色回転灯を設置するとされています。つまり、警告の方法はどちらか一方でもよい考え方です。したがって、周辺に配慮してブザーを使わず、標示灯で知らせる計画は成り立ちます。
これは適当です。
建設工事公衆災害防止対策要綱の解説では、原則として高さ1.8m以上の仮囲いを設けるとしつつ、周辺の状況や工事状況により危害防止上支障がない場合はこの限りでないとされています。また、仮囲いが交通の支障になるおそれがあるときは、金網等の透視できるものを用いることも示されています。ですから、周辺状況を見てガードフェンスを用いる判断はありえます。
この問題では、現場の雨水や泥水を敷地外へそのまま流さないという点がいちばん大切です。
そのため、「鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいように隙間を設けることとした。」が最も不適当になります。
あわせて、
軟弱地盤では浅層地盤改良を使うことがあること、
工事用ゲートの警告はブザー又は回転灯でよいこと、
周辺状況によってはガードフェンスのような見通しのよい囲いを使えること
も整理して覚えておくと、似た問題でも判断しやすくなります。
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