2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)後期
問18 (建築施工 問1)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)後期 問18(建築施工 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 水貫(みずぬき)は、水杭に示した一定の高さに上端を合わせて、水杭に水平に取り付ける。
- 縄張りは、建物の位置を確認するため、設計図書に従ってロープを張り巡らせる。
- 鋼製巻尺は、温度により伸縮するため、測定時の気温に合わせて温度補正を行う。
- 2階から上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げる。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、「2階から上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げる。」です。
高さの基準墨は、下の階から順番に上げていくと、少しずつ出た誤差が上の階ほど大きくなりやすいです。実務では、1階の基準高さをもとにして上階へ移すのが基本です。いっぽう、縄張り、水貫、鋼製巻尺の温度補正についての記述は、一般的な施工の考え方に合っています。
これは適当です。
公共建築工事標準仕様書では、水貫は上端を水平に保持して地杭へ固定するとされ、遣方には建築物の位置や水平の基準を明確に表示するとされています。問題文の説明は、その内容に合っています。
これは適当です。
公共建築工事標準仕様書では、縄張り等により建築物等の位置を示し、設計図書と照合するとされています。つまり、設計図書に従ってロープを張って建物の位置を確認する、という説明でよいです。
これは適当です。
鋼製巻尺は金属なので、温度が変わると少し伸びたり縮んだりします。国土地理院の基準でも、測定時の温度と標準温度の差による補正量が示されており、温度補正を行う考え方が採られています。
これは不適当です。
高さの基準墨を下の階から順番に上げていく方法だと、途中のわずかなずれがそのまま積み重なってしまいます。実務資料でも、1階の基準高さとなる陸墨は基準点から直接移し、2階から上の墨も1階の基準高さを示す隅から、鉄骨や柱などを利用してスチールテープで出すとされています。つまり、順次下階の墨を上げるという説明は適切ではありません。
この問題では、高さの基準墨の出し方が大切なポイントです。
水貫は水平に取り付け、縄張りは建物の位置確認のために行い、鋼製巻尺は温度補正を考えます。これらは基本どおりです。
いちばん注意したいのは、上階の高さの基準墨は、下の階から順番に上げるのではなく、1階の基準高さをもとに出すという点です。ここを押さえておくと、似た問題でも迷いにくくなります。
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