2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)後期
問34 (施工管理法 問7)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)後期 問34(施工管理法 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理の用語に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • サンプルとは、母集団の情報を得るために、母集団から取られた1つ以上のサンプリング単位をいう。
  • 三現主義とは、現場で現物を見ながら現実的に検討を進めることを重視する考え方をいう。
  • トレーサビリティとは、対象の履歴、適用又は所在を追跡できることをいう。
  • ロットとは、異なる条件下で生産された品物の集まりをいう。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、「ロットとは、異なる条件下で生産された品物の集まりをいう。」です。
ロットは、ばらばらの条件で作られたものの集まりではありません。JISでは、ロットは本質的に同じ条件で構成された、明確に分けられた部分とされており、通常は等しい条件下で生産されたものの集まりと考えます。したがって、「異なる条件下で生産された」という部分が誤りです。

選択肢1. サンプルとは、母集団の情報を得るために、母集団から取られた1つ以上のサンプリング単位をいう。

これは正しいです。
JISでは、サンプル一つ以上のサンプリング単位からなる母集団の部分集合とされています。また、抜取検査の規格でも、ロットについての情報を得るために抜き取った一つ以上のアイテムとされています。問題文の説明は、この意味に合っています。

選択肢2. 三現主義とは、現場で現物を見ながら現実的に検討を進めることを重視する考え方をいう。

これは正しいです。
三現主義は、現場・現物・現実を大切にして、実際の状況を見ながら考えるという考え方です。机の上だけで判断せず、実際の場所と実物を見て、起きている事実を確かめることを重視します。問題文の内容は、この考え方に合っています。

選択肢3. トレーサビリティとは、対象の履歴、適用又は所在を追跡できることをいう。

これは正しいです。
JIS Q 9000では、トレーサビリティ対象の履歴、適用又は所在を追跡できることと定義しています。問題文はこの定義どおりです。

選択肢4. ロットとは、異なる条件下で生産された品物の集まりをいう。

これは不適当です。
JISでは、ロットは本質的に同じ条件で構成されたものとされています。計数値検査の規格でも、ロットは単一の型、グレード、クラス、サイズ及び構成で、本質的に同じ時間の均一な条件で生産されたものであるべきだとされています。ですので、問題文の異なる条件下で生産された品物の集まりという説明は逆です。

まとめ

この問題では、ロットの意味を正しく覚えているかがポイントです。
整理すると、
サンプルは、母集団の情報を得るために取り出した一部です。 
三現主義は、現場・現物・現実を重視する考え方です。 
トレーサビリティは、履歴や所在などを追跡できることです。 
ロットは、異なる条件ではなく、同じような条件で生産されたものの集まりです。

似た問題では、サンプル=一部を取り出す言葉ロット=同じ条件でまとめた集まりと分けて覚えると、判断しやすくなります。

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