2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)後期
問35 (施工管理法 問8)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)後期 問35(施工管理法 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋のガス圧接継手の外観検査の結果、不合格となった圧接部の処置に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 圧接部のふくらみの直径や長さが規定値に満たなかったため、再加熱し加圧して所定のふくらみに修正した。
  • 圧接部のふくらみが規定値を超える片ふくらみとなっていたため、圧接部を切り取って再圧接した。
  • 圧接面のずれが規定値を超えていたため、圧接部を切り取って再圧接した。
  • 圧接部における鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えていたため、再加熱して偏心を修正した。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、「圧接部における鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えていたため、再加熱して偏心を修正した。」です。
鉄筋のガス圧接継手で、偏心量が規定値を超えた場合は、再加熱して直すのではなく、圧接部を切り取って再圧接します。
外観試験で不合格になった圧接部の処置は、内容ごとに方法が決まっていて、再加熱で直せるものと、切り取ってやり直すものに分かれています。

選択肢1. 圧接部のふくらみの直径や長さが規定値に満たなかったため、再加熱し加圧して所定のふくらみに修正した。

これは適当です。
公共建築工事標準仕様書では、圧接部のふくらみの直径やふくらみの長さが規定値に満たない場合は、再加熱し、圧力を加えて所定のふくらみとするとされています。
そのため、この処置は決まりに合っています。

選択肢2. 圧接部のふくらみが規定値を超える片ふくらみとなっていたため、圧接部を切り取って再圧接した。

これは適当です。
標準仕様書では、圧接部のふくらみが著しいつば形の場合は、圧接部を切り取り再圧接するとされています。
片ふくらみは、ふくらみ方が偏っていてよい状態ではありません。このような異常なふくらみは、再加熱で形を整えるのではなく、切り取ってやり直す考え方です。

選択肢3. 圧接面のずれが規定値を超えていたため、圧接部を切り取って再圧接した。

これは適当です。
標準仕様書では、圧接部のずれが規定値を超えた場合は、圧接部を切り取り再圧接するとされています。
ずれが大きいままでは、継手としてよい状態とはいえないため、切り取ってやり直します。

選択肢4. 圧接部における鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えていたため、再加熱して偏心を修正した。

これは不適当です。
標準仕様書では、圧接部における相互の鉄筋の偏心量が規定値を超えた場合は、圧接部を切り取り再圧接するとされています。
再加熱して直すのは、明らかな折れ曲りを生じた場合です。
つまり、この記述は、偏心折れ曲りの処置を取り違えています。

まとめ

この問題では、不合格になった原因ごとに、処置の方法が違うことを押さえるのが大切です。
整理すると、
ふくらみ不足は、再加熱して加圧し直します。
ずれ偏心が大きい場合は、切り取って再圧接します。
明らかな折れ曲りは、再加熱して修正します。
著しいつば形や焼割れは、切り取って再圧接します。

特に覚えておきたいのは、偏心は再加熱で直すのではなく、切り取って再圧接するという点です。ここを押さえておくと、似た問題でも迷いにくくなります。

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