2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問1 (建築学(必須) 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問1(建築学(必須) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 音の強さのレベルが60dBの同じ音源が2つ同時に存在する場合、音の強さのレベルは約120dBとなる。
  • 1点から球面状に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6dB減少する。
  • フラッターエコーとは、向かい合った壁同士等で音が多重反射する現象をいう。
  • 反響とは、直接音と反射音が分離して聞こえる現象をいう。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

最も不適当なのは、

「音の強さのレベルが60dBの同じ音源が2つ同時に存在する場合、音の強さのレベルは約120dBとなる。」

です。

音の強さのレベルは、単純に足し算するものではありません。同じ強さの音が2つ重なると、音の強さは2倍になりますが、音の強さのレベルは約3dB増えるだけです。そのため、60dBの音が2つ重なると約63dBになります。

選択肢1. 音の強さのレベルが60dBの同じ音源が2つ同時に存在する場合、音の強さのレベルは約120dBとなる。

不適当です。

dB(デシベル)は、音の強さをそのまま表した数値ではなく、対数を使って表した値です。そのため、60dB+60dB=120dBとはなりません。

同じ強さの音源が2つあると、音の強さそのものは2倍になります。このとき、音の強さのレベルは約3dB増加します。

したがって、

60dB+約3dB=約63dB

となります。

つまり、60dBの同じ音が2つ同時に存在する場合は、約63dBです。

選択肢2. 1点から球面状に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6dB減少する。

適当です。

1点から出た音が周囲に球面状に広がる場合、音源から離れるほど音のエネルギーが広い範囲に分散します。

音源からの距離が2倍になると、音の強さはもとの4分の1になります。このため、音の強さのレベルは約6dB低下します。

たとえば、ある場所で60dBだった音は、距離が2倍になると、およそ54dBになります。

選択肢3. フラッターエコーとは、向かい合った壁同士等で音が多重反射する現象をいう。

適当です。

フラッターエコーとは、平行または向かい合った壁などの間で、音が何度も反射する現象です。

音が壁と壁の間を繰り返し往復することで、「パタパタ」「ビリビリ」といった連続した反射音として聞こえることがあります。

体育館や廊下など、硬くて平行な壁面がある場所で起こりやすい現象です。

選択肢4. 反響とは、直接音と反射音が分離して聞こえる現象をいう。

適当です。

音源から直接耳に届く音を「直接音」、壁などに反射してから耳に届く音を「反射音」といいます。

反射音が直接音より少し遅れて届き、両方の音を別々の音として聞き分けられる場合を反響といいます。

たとえば、山に向かって声を出したとき、少し遅れて自分の声が返ってくる「やまびこ」も反響の例です。

まとめ

音の強さのレベルを表すdBは、普通の数値のように単純に足し算できないことが重要です。

同じ音の強さの音源が2つになると、音の強さは2倍になりますが、音の強さのレベルは約3dB増えるだけです。そのため、60dBの音が2つ重なっても120dBではなく、約63dBになります。

また、音に関する基本事項として、

・点音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6dB減少します。
・フラッターエコーは、向かい合う壁などの間で音が何度も反射する現象です。
・反響は、直接音と反射音が別々に聞こえる現象です。

これらを区別して覚えておくことが大切です。

参考になった数34

02

音に関する基本的な用語と性質を問われています。

しっかりとおさえておきましょう。

選択肢1. 音の強さのレベルが60dBの同じ音源が2つ同時に存在する場合、音の強さのレベルは約120dBとなる。

不適当です。

同じ音が重なる場合、3dB増加します。

参考数値を覚えておくとよいです。

 

一般的な会話=40dB

自動車の通行=80dB

飛行機のジェトエンジン=120dB

選択肢2. 1点から球面状に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6dB減少する。

正しい。

点音源は音源からの距離が2倍になると、約6dB減少します。

線音源の場合は、3dBの減少です。

 

選択肢3. フラッターエコーとは、向かい合った壁同士等で音が多重反射する現象をいう。

正しい。

設問のとおり。

不快な音響障害の例で使用されます。

選択肢4. 反響とは、直接音と反射音が分離して聞こえる現象をいう。

正しい。

設問のとおり。

直接音と反射音で聞こえる時間差があるときに、反響現象が起こります。

まとめ

音の基本的な性質は、日常生活で想像して理解・整理しておくと良いです。

 

参考になった数3