2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問20 (建築施工 問3)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問20(建築施工 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

型枠工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 階段が取り付く壁型枠は、敷き並べた型枠パネル上に現寸で墨出しをしてから加工した。
  • 横に長い窓開口の腰壁部分のふたには、コンクリートの充填を確認するため、両端部に開口を設けた。
  • 埋込み金物やボックス類は、コンクリートの打込み時に移動しないように、せき板に堅固に取り付けた。
  • 外周梁の側型枠の上部は、コンクリートの側圧による変形防止のため、スラブ引き金物で固定した。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、

「横に長い窓開口の腰壁部分のふたには、コンクリートの充填を確認するため、両端部に開口を設けた。」

です。

横に長い窓開口の下にある腰壁では、コンクリートが両側から中央へ向かって充填されていきます。そのため、充填状況を確認するための開口は、両端部ではなく中央部に設けます。この問題の公表された解説でも、中央部に点検用の開口を設けることが適切とされています。

選択肢1. 階段が取り付く壁型枠は、敷き並べた型枠パネル上に現寸で墨出しをしてから加工した。

適当です。

階段が取り付く壁では、階段の段の位置や高さに合わせて型枠を正確に加工する必要があります。

そこで、型枠パネルを敷き並べ、その上に実際の大きさで階段の形を墨出ししてから加工します。

このように現寸で位置を確認することで、階段と壁の取り合いを正確に施工できます。

選択肢2. 横に長い窓開口の腰壁部分のふたには、コンクリートの充填を確認するため、両端部に開口を設けた。

不適当です。

窓開口の下側にある腰壁部分では、上部がふた状の型枠で覆われるため、コンクリートがきちんと入っているか確認しにくくなります。

横に長い腰壁では、両側の柱部分などから入ったコンクリートが両端から中央部へ向かって充填されます

そのため、充填状況を確認するための点検用の開口は、最も充填を確認する必要がある中央部に設けます。両端部に設けるという説明は適切ではありません。

選択肢3. 埋込み金物やボックス類は、コンクリートの打込み時に移動しないように、せき板に堅固に取り付けた。

適当です。

埋込み金物や電気設備などのボックス類は、コンクリートを打ち込む前に決められた位置へ取り付けます。

コンクリートを流し込むと大きな力が加わるため、固定が不十分だと位置がずれたり、傾いたりするおそれがあります。

そのため、コンクリートの打込み時に動かないよう、せき板などにしっかり固定することが必要です。

選択肢4. 外周梁の側型枠の上部は、コンクリートの側圧による変形防止のため、スラブ引き金物で固定した。

適当です。

コンクリートを梁の型枠内に打ち込むと、側型枠には外側へ押し広げようとする力が働きます。これをコンクリートの側圧といいます。

外周梁の側型枠の上部は、そのままでは外側へ変形するおそれがあるため、スラブ引き金物などを使って固定します

スラブ引き金物は、外部側の型枠をスラブ側から引いて固定するために用いられる金物です。

まとめ

型枠工事では、型枠を正確な位置に組み立てること、コンクリートを確実に充填すること、側圧による変形を防ぐことが重要です。

階段が取り付く壁型枠は、現寸で墨出ししてから加工します。

埋込み金物やボックス類は、コンクリートを打ち込んでも動かないようにしっかり固定します。

また、外周梁の側型枠は、スラブ引き金物などを使って側圧による変形を防ぎます。

一方、横に長い窓開口の腰壁では、コンクリートが両端側から中央へ充填されるため、充填確認用の開口は両端部ではなく中央部に設けることがポイントです。

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