2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問21 (建築施工 問4)
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問21(建築施工 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- ボルトの本締めは、ピンテールが破断するまで締め付けた。
- ボルトの締付けは、ボルト群ごとに継手の中央部より周辺部に向かう順序で行った。
- ボルトの首下長さは、締付け長さにナットと座金の高さを加えた寸法とした。
- ナット側の座金は、座金の内側面取部がナットに接する側に取り付けた。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、
「ボルトの首下長さは、締付け長さにナットと座金の高さを加えた寸法とした。」
です。
トルシア形高力ボルトの首下長さは、締め付ける鋼材の厚さである「締付け長さ」に、ナットの高さや座金の厚さだけでなく、ナットからボルトのねじ部を適切に突出させるための余長も考えて決めます。日本製鉄の資料でも、首下長さは締付け長さにボルト径ごとに定められた長さを加えて選ぶことが示されていま
適当です。
トルシア形高力ボルトは、ボルトの先端にピンテールと呼ばれる部分があります。
専用の締付け機でナットを締めていき、所定の締付け状態になるとピンテールが破断します。
そのため、ピンテールの破断によって本締めが完了したことを確認できます。日鉄ボルテンでも、締付け終了はピンテールの破断で確認するとしています。
適当です。
高力ボルトを締め付けるときは、ボルト群の中央部から周辺部へ向かって順番に締め付けます。
中央から外側へ締めていくことで、接合する鋼材どうしを密着させながら、隙間やずれを外側へ逃がしやすくなります。
外側から先に締めると、中央部分に隙間が残るおそれがあるため、中央部から周辺部へ向かって締め付けます。
不適当です。
首下長さとは、ボルトの頭の下から先端側までの長さです。
必要な首下長さは、単に
締付け長さ+ナットの高さ+座金の厚さ
とするものではありません。
ナットを締め付けた後には、ボルトのねじ部がナットから一定量突出する余長が必要です。
そのため、
首下長さ=締付け長さ+ナット・座金などを含む所定の加算長さ
として求めます。
トルシア形高力ボルトでは、ボルトの呼び径ごとに「締付け長さに加える長さ」が決められており、たとえばM20では30mmを加えることが標準とされています。
適当です。
座金には表裏があり、内側に面取りがある側と、面取りがない側があります。
ナット側に座金を取り付ける場合は、内側の面取りがある側をナット側に向けます。
つまり、
ナット
↓
面取りのある側
座金
面取りのない側
↓
締め付ける鋼材
という向きになります。
日本建設業連合会の資料でも、座金は内径に面取りや丸みのない側を締付部材側にすることが示されています。つまり、面取り側がナットに接する向きが適切です。
トルシア形高力ボルトでは、締付け方法、締付け順序、ボルトの長さ、座金の向きを正しく理解することが大切です。
本締めは、ピンテールが破断するまで締め付けます。
ボルト群は、接合部をしっかり密着させるため、中央部から周辺部へ向かって締め付けます。
座金は、内側の面取りがある側をナット側に向けます。
特に注意したいのが首下長さです。首下長さには、ナットと座金の寸法だけでなく、ナットからねじ部を突出させるための余長も必要です。そのため、「締付け長さにナットと座金の高さだけを加える」という記述が不適当です。
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