2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問23 (建築施工 問6)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問23(建築施工 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • マスキングテープは、シーリング材のへら仕上げ終了後、直ちに取り除いた。
  • 裏面に粘着剤が付いているバックアップ材は、目地幅より1mmから2mm程度小さい幅のものを使用した。
  • 充填箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化する前に直ちに除去した。
  • ノンワーキングジョイントとなるコンクリートの打継ぎ目地は、シーリング材の充填深さの最小値を10mmとした。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、

「充填箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化する前に直ちに除去した。」

です。

シリコーン系シーリング材は、未硬化の状態で拭き取ると、薄く広がって周囲を汚してしまうおそれがあります。そのため、充填箇所以外に付着した場合は、十分に硬化させてから、下地を傷つけないように除去します。シリコーン系は周辺にシリコーン成分が残ると、汚染や塗料の付着不良につながることもあります。

選択肢1. マスキングテープは、シーリング材のへら仕上げ終了後、直ちに取り除いた。

適当です。

マスキングテープは、シーリング材が目地の周囲にはみ出して汚れることを防ぎ、きれいに仕上げるために貼ります。

シーリング材を充填し、へらで表面を整えた後は、シーリング材が硬化する前にマスキングテープを取り除きます。長時間そのままにすると、テープと一緒にシーリング材が引っ張られ、仕上がりが悪くなることがあります。

選択肢2. 裏面に粘着剤が付いているバックアップ材は、目地幅より1mmから2mm程度小さい幅のものを使用した。

適当です。

バックアップ材は、シーリング材の充填深さを調整したり、必要な接着状態をつくったりするために目地の奥に設けます。

裏面に粘着剤が付いているものは、目地の底に貼り付けて固定するため、目地幅より少し小さい幅のものを使用します。一般的には目地幅より1mm程度小さいものが基準とされています。

なお、粘着剤が付いていないバックアップ材は、目地の中でしっかり固定できるよう、目地幅より少し大きいものを使用します。

選択肢3. 充填箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化する前に直ちに除去した。

不適当です。

シリコーン系シーリング材は、未硬化の状態では柔らかいため、拭き取ろうとすると薄く伸び広がり、周囲にシリコーン成分を残してしまうおそれがあります

シリコーン成分が周囲に残ると、その部分に汚れが付きやすくなったり、後から塗装する場合に塗料が付きにくくなったりすることがあります。

そのため、充填箇所以外に付着したシリコーン系シーリング材は、十分に硬化させてから、下地を傷つけないように削るなどして取り除きます

選択肢4. ノンワーキングジョイントとなるコンクリートの打継ぎ目地は、シーリング材の充填深さの最小値を10mmとした。

適当です。

ノンワーキングジョイントとは、目地の幅が大きく伸び縮みすることがほとんどない目地です。

コンクリートの打継ぎ目地は、防水性を確保する必要があり、シーリング材には十分な充填深さを確保することが重要です。

コンクリートの打継ぎ目地では、シーリング部分の深さを10mm以上とする仕様が示されているため、最小値を10mmとすることは適切です。

まとめ

シーリング工事では、材料の性質に合わせた施工方法を守ることが重要です。

マスキングテープは、へら仕上げ後、シーリング材が硬化する前に取り除きます。

粘着剤付きのバックアップ材は、目地幅より少し小さいものを使用します。

また、コンクリートの打継ぎ目地では、十分なシーリング材の充填深さを確保します。

特に注意したいのはシリコーン系シーリング材です。充填箇所以外に付着した場合、未硬化のまま拭き取るのではなく、硬化させてから適切に除去します。未硬化の状態で広げてしまうと、周囲の汚染などにつながるおそれがあります。

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