2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問24 (建築施工 問7)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問24(建築施工 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

タイル張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 有機系接着剤張りにおいて、タイル表面に付着した接着剤は、表面が粗いタイルであったため、硬化した後に砂消しゴムを使って削り取った。
  • 床タイル張りにおいて、張付け面積が小さい下地は、セメント1に対して砂3の貧調合で硬練りの敷モルタルとした。
  • 壁のモザイクタイル張りにおいて、張付けモルタルの1回に塗り付ける面積は、タイル工1人当たり3m2以内とした。
  • 壁タイル面の伸縮調整目地は、下地コンクリートのひび割れ誘発目地を避けた位置に設けた。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、

「壁タイル面の伸縮調整目地は、下地コンクリートのひび割れ誘発目地を避けた位置に設けた。」

です。

壁タイル面の伸縮調整目地は、下地コンクリートのひび割れ誘発目地を避けるのではなく、原則としてひび割れ誘発目地と同じ位置に設けます。位置をずらすと、下地のひび割れや動きがタイル面に伝わり、タイルのひび割れや浮きにつながるおそれがあります。タイル施工資料でも、タイル張り面の伸縮調整目地は、コンクリート躯体のひび割れ誘発目地などと一致させることが示されています。

選択肢1. 有機系接着剤張りにおいて、タイル表面に付着した接着剤は、表面が粗いタイルであったため、硬化した後に砂消しゴムを使って削り取った。

適当です。

有機系接着剤がタイル表面に付着した場合は、タイルを傷つけないように除去する必要があります。

特に表面が粗いタイルでは、接着剤が細かな凹凸に入り込みやすいため、硬化後に表面を削り、残った接着剤を砂消しゴムなどで取り除く方法があります。施工資料でも、接着剤の表面を削った後、残りを砂消しゴムなどで除去する方法が示されています。

選択肢2. 床タイル張りにおいて、張付け面積が小さい下地は、セメント1に対して砂3の貧調合で硬練りの敷モルタルとした。

適当です。

床タイルをモルタルで張る場合、下地をつくる敷モルタルには、水分を少なくした硬練りのモルタルを使用します。

張付け面積が小さい場合は、セメントと砂をおおむね1:3程度としたモルタルを使用できます。

硬練りにすることで、タイルを張るときに沈み込みすぎることを防ぎ、高さや勾配を調整しやすくなります。床面へのタイル張りでは、モルタルを用いる湿式工法が基本的な施工方法の一つです。

選択肢3. 壁のモザイクタイル張りにおいて、張付けモルタルの1回に塗り付ける面積は、タイル工1人当たり3m2以内とした。

適当です。

張付けモルタルは、塗ってから長時間放置すると表面が乾燥し、タイルが十分に接着しにくくなります。

そのため、モザイクタイル張りでは、1回に塗り付ける面積を3m²以内とし、塗ったモルタルが乾く前にタイルを張ります

一度に広い範囲へモルタルを塗りすぎないことが、確実に接着させるためのポイントです。

選択肢4. 壁タイル面の伸縮調整目地は、下地コンクリートのひび割れ誘発目地を避けた位置に設けた。

不適当です。

ひび割れ誘発目地は、コンクリートの収縮などによって生じるひび割れを、あらかじめ決めた位置に集中させるための目地です。

この位置とタイル面の伸縮調整目地をずらしてしまうと、下地コンクリートがひび割れ誘発目地で動いたとき、その動きがタイル面の途中に伝わってしまいます。

そのため、タイル面の伸縮調整目地は、下地コンクリートのひび割れ誘発目地と一致させます。施工資料でも、ひび割れ誘発目地、打継ぎ目地、構造スリットなどとタイル面の伸縮調整目地を一致させるよう示されています。

まとめ

タイル張りでは、接着材料の扱い、モルタルの施工方法、目地の位置が重要です。

有機系接着剤が粗いタイル表面に付着した場合は、タイルを傷つけないように削り取り、砂消しゴムなどを使って仕上げます。

床タイルでは、施工条件に応じて硬練りの敷モルタルを使います。また、モザイクタイル張りでは、一度に広い範囲へ張付けモルタルを塗りすぎないことが大切です。

特に覚えておきたいのは、タイル面の伸縮調整目地は、下地コンクリートのひび割れ誘発目地を避けるのではなく、その位置に合わせて設けるということです。これによって、下地の動きによるタイルのひび割れや浮きを防ぎやすくなります。

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