2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問19 (ユニットD 問2)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問19(ユニットD 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

型枠支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 支柱としてパイプサポートを継いで用いるため、4本のボルトで緊結した。
  • パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結した。
  • 地盤上に直接支柱を立てるため、支柱の下に剛性のある敷板を敷いた。
  • 鋼管枠を支柱として用いる際に、最上層及び5層以内ごとに水平つなぎを設けた。

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この過去問の解説 (2件)

01

 型枠支保工とは、支柱、はり、つなぎ、筋かい等の部材により構成され、建設物におけるスラブ、桁等のコンクリート打設に用いる型枠を支持する仮設の設備をいう。(労働安全衛生法第6条第5号)
 

選択肢1. 支柱としてパイプサポートを継いで用いるため、4本のボルトで緊結した。

 パイプサポートを継いで用いるときは、4以上のボルトまたは専用の金具を用いて継ぐこと。(労働安全衛生法第242条第7号ロ)

選択肢2. パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結した。

 パイプサポートの水平つなぎは、単管を2m以内毎に専用クランプを用いて緊結します。

選択肢3. 地盤上に直接支柱を立てるため、支柱の下に剛性のある敷板を敷いた。

 地均し及びサポートの高さを揃えるために剛性のある敷板を用います。

選択肢4. 鋼管枠を支柱として用いる際に、最上層及び5層以内ごとに水平つなぎを設けた。

 最上層及び5層以内ごとの箇所において、型枠支保工の側面並びに枠面の方向及び交差筋かいの方向における5枠以内ごとの箇所に、水平つなぎを設け、かつ、水平つなぎの変位を防止すること。

(労働安全衛生法第242条第8号ロ)
 

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02

最も不適当なものは、「パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結した。」です。

この問題は、型枠支保工の組立て方法について、労働安全衛生規則の内容を押さえているかを確認する問題です。
パイプサポートや鋼管などの鋼材どうしの接続や交差部は、ボルトやクランプなどの金具で緊結することとされており、番線で緊結するのは適切ではありません。

選択肢1. 支柱としてパイプサポートを継いで用いるため、4本のボルトで緊結した。

これは正しいです。
労働安全衛生規則では、パイプサポートを継いで用いるときは、4以上のボルトまたは専用の金具で継ぐこととされています。
また、3本以上継いで使ってはいけないという決まりもありますが、この記述は「4本のボルトで緊結した」としており、その点は基準に合っています。

選択肢2. パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結した。

これは不適当です。
労働安全衛生規則では、鋼材と鋼材との接続部や交差部は、ボルト、クランプ等の金具で緊結することとされています。
そのため、パイプサポートの水平つなぎを番線でしばるだけでは不十分です。こうした部分は、クランプなどの金具でしっかり固定する必要があります。

選択肢3. 地盤上に直接支柱を立てるため、支柱の下に剛性のある敷板を敷いた。

これは正しいです。
労働安全衛生規則では、型枠支保工について、支柱の沈下を防止するための措置を講ずることとされています。
地盤の上に直接支柱を立てると沈み込みやすくなるため、支柱の下に剛性のある敷板を敷くのは、沈下防止のための適切な方法です。

選択肢4. 鋼管枠を支柱として用いる際に、最上層及び5層以内ごとに水平つなぎを設けた。

これは正しいです。
労働安全衛生規則では、鋼管枠を支柱として用いる場合、最上層および5層以内ごとの箇所に水平つなぎを設けることとされています。
実際には、これに加えて設ける方向や間隔、変位防止にも決まりがありますが、この記述の内容は、少なくとも水平つなぎを設ける層の考え方として合っています。

まとめ

この問題では、パイプサポートや鋼管の接続は、番線ではなく金具で行うという点がいちばん大切です。
そのため、「パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結した。」が不適当になります。

あわせて、
パイプサポートを継ぐときは4本以上のボルトまたは専用金具を使うこと
支柱の下には沈下防止のために敷板などを用いること
鋼管枠では最上層と5層以内ごとに水平つなぎを設けること
も整理して覚えておくと、似た問題でも判断しやすくなります。

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