2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問21 (ユニットD 問4)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問21(ユニットD 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 通し貫は、柱に差し通し、接合部を両面からくさび締めにした。
- 筋かいと間柱の交差する部分は、間柱を筋かいの厚さだけ欠き取って筋かいを通した。
- 火打梁は、柱と梁との鉛直構面の隅角部に斜めに入れた。
- 接合部のボルトは、構造耐力上影響を及ぼさない深さで木部の彫込みを行い、表面より沈めた。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
木造在来軸組構法は、木材を使った柱・梁を骨組みとする我が国の伝統的な構法をいい、住宅建築の多くがこの構法です。
通し貫は、柱と柱とを水平につなぐ下地材で内法材の取付に必要な部材です。普通仕事では、材料には9×90の1本もののスギを使い、柱を抜き通して入れ、くさびで締め釘打ちにします。
筋かいには、欠込みをしてはならない。ただし、筋かいをたすき掛けにするためにやむを得ない場合において、必要な補強を行ったときは、この限りでない。(建築基準法施行令第45条第4項)
筋かいの軸部耐力確保のため、間柱側を切り欠くこととしています。
火打梁は、柱と梁との水平構面の隅角部に斜めに入れる補強材で、建物がゆがむのを防ぎます。
設問は、方杖の説明です。
ボルトは必要に応じて木部の彫込みとし、表面より沈める。ただし、彫込みの深さは、構造耐力上の影響を及ぼさないよう、最小限とする。(「公共建築木造工事標準仕様書 6.5.11 各種ボルトの工法」より)
参考になった数21
この解説の修正を提案する
02
最も不適当なものは、「火打梁は、柱と梁との鉛直構面の隅角部に斜めに入れた。」です。
この問題は、木造在来軸組構法の部材の使い方を正しく覚えているかを確かめる問題です。
通し貫、筋かい、ボルトの納まりは、公共建築木造工事標準仕様書にある内容と合っています。いっぽう、火打梁は床組や小屋組の水平構面の隅角部に用いるものであり、柱と梁の鉛直構面に入れるという説明は合っていません。
これは正しいです。
公共建築木造工事標準仕様書では、貫について柱に差し通し、両面からくさび締め又は釘打ちとするとされています。したがって、通し貫を柱に通し、両面からくさびで締めるという説明は合っています。
これは正しいです。
公共建築木造工事標準仕様書では、筋かいが間柱と取り合う部分は、間柱を筋かいの厚さだけ切り欠き、筋かいを通すとされています。つまり、筋かい側ではなく間柱側を欠き取るのが基本です。
これは不適当です。
火打梁は、建築基準法関係の解説でも、床組及び小屋ばり組の水平構面の隅角部に設ける火打材として扱われています。公共建築木造工事標準仕様書でも、小屋組の火打梁、床組の火打梁として示されており、使う場所は水平構面です。
そのため、柱と梁との鉛直構面に入れるという説明は誤りです。
これは正しいです。
公共建築木造工事標準仕様書では、ボルトは必要に応じて木部の彫込みとし、表面より沈める、ただし彫込みの深さは構造耐力上の影響を及ぼさないよう最小限とするとされています。したがって、この説明は基準に合っています。
この問題では、火打梁を入れる場所を正しく覚えているかがいちばん大切です。
火打梁は、柱と梁の鉛直構面ではなく、床組や小屋組の水平構面の隅角部に入れる部材です。ここを取り違えると、まちがえやすくなります。
あわせて、
通し貫は柱に差し通してくさび締めにすること、
筋かいと間柱が交わる部分では間柱を欠き取ること、
ボルトは必要に応じて木部に彫り込み、表面より沈めること
も整理して覚えておくと、似た問題にも対応しやすくなります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問20)へ
令和7年(2025年)前期 問題一覧
次の問題(問22)へ