2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問22 (ユニットD 問5)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問22(ユニットD 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
- 解体作業は、建築設備と内装材、屋根葺材、外装材、上部構造物の順に作業を進めた。
- 木質下地に留め付けられている外壁の薄型ALCパネルは、バールやハンマーを使用して取り外した。
- 外壁の断熱材として使用されているグラスウールは、細断しながら取り外した。
- 建物外周部は、解体時の騒音防止や粉塵等の飛散防止のため、防炎処理されたシートで養生した。
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この過去問の解説 (2件)
01
解体工事については、建設リサイクル法(建設工事に関わる資材の再資源化に関する法律)や建築物解体工事共通仕様書(国土交通省官庁営繕部)及び各自治体の条例によって施工方法など定められているものがあります。
建築物に係る解体工事の工程は、次に掲げる順序に従わねばならない。
1.建築設備、内装材その他の建築物の部分
2.屋根ふき材
3.外装材並びに構造耐力上主要な部分
4.基礎及び基礎ぐい
(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律施行規則(通称「建設リサイクル法施行規則」)第2条第3項 抜粋)
外壁薄型ALCパネル(t50)は、木ねじで取付けられていますので、バールやハンマーのほか電動ドライバー等を用いて解体します。
グラスウールは、粉じんが飛散する恐れがあるため、できるだけ裁断せずに散水し、湿潤化した状態でに撤去します。 撤去後は、ただちにポリ袋等に入れて密封し分別処分とします。
騒音・粉じん等の対策
・シート類は防炎処理されたものとする。
・防音シートは、重ねと結束を十分ぶ施し隙間なく取り付ける。
・養生シート等は、隙間なく取り付ける。
(建築物解体工事共通仕様書 令和4年度版 2.2.1 抜粋)
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02
最も不適当なものは、「外壁の断熱材として使用されているグラスウールは、細断しながら取り外した。」です。
この問題は、木造建築物の解体をどの順番で進めるか、また、外壁材や断熱材をどう取り外すかを確認する問題です。木造建築物の分別解体では、一般に建築設備・内装材等→屋根ふき材→外装材・上部構造部分の順で進めます。また、グラスウールは、撤去のときにできるだけ原形を崩さないように扱うのが基本です。したがって、「細断しながら取り外した」という記述は合っていません。
これは適当です。
建設リサイクル法の基準に沿った一般的な手順では、まず建築設備・内装材その他の部分を取り外し、その次に屋根ふき材、その後に外装材及び構造耐力上主要な部分を取り壊します。したがって、この順番の考え方は合っています。
これは適当です。
木造建築物の分別解体の手引きでは、薄型ALCパネルは木下地にビスまたはくぎで止められており、バールやハンマー等を使うことで比較的容易に解体できるとされています。つまり、この記述は一般的な施工方法として合っています。
これは不適当です。
グラスウールのような断熱材は、撤去するときに可能な限り原形を崩さないように努めるとされています。さらに、空気を抜くなどして容積を小さくして結束し、単品で搬出するのが基本です。つまり、細かく切りながら取り外すのではなく、できるだけ形を保って外すのが適切です。
これは適当です。
木造建築物の分別解体の手引きでは、一般的な解体工事では防炎シートを使用するとされ、また養生シートは足場の外周に設置し、粉じんや騒音がシートの隙間から漏れ出すのを防ぐとされています。したがって、建物外周部を防炎処理されたシートで養生する考え方は合っています。
この問題で特に大切なのは、グラスウールは細断して外すのではなく、できるだけ原形を崩さずに取り外すという点です。ここを逆に覚えると、まちがえやすくなります。
あわせて、木造建築物の解体では、建築設備・内装材等→屋根ふき材→外装材・上部構造部分の順で進めること、薄型ALCパネルはバールやハンマー等で外せること、建物外周は防炎シートなどで養生することも整理して覚えておくと、似た問題にも対応しやすくなります。
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