2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問24 (ユニットD 問7)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問24(ユニットD 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 密着張りにおいて、タイルは下部から上部に張り進めた。
- 改良圧着張りにおいて、下地面とタイル裏面の両方に張付けモルタルを塗り付けた。
- 気温が5℃以下になるおそれがあったため、タイル張りの施工を中止した。
- 接着剤張りの接着剤は、壁面に対してくし目ごてを60°の角度を保ってくし目をつけた。
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この過去問の解説 (2件)
01
壁タイル後張り工法とは、出来あがった躯体または下地に対して、モルタルやセメントペーストまたは接着剤でタイルを張り付けるタイルの一般的な工法です。改良積み上げ張り、密着張り、改良圧着張り、接着剤張りなどがあります。
タイル先付け工法は、躯体打設前に型枠にタイル固定しコンクリートを打設する工程で、パネル化またはPCa部材として工場で生産され、現場での工期短縮・省力化、高層ビルに使われるなどします。
密着張りは、張り付け用モルタルを下地に塗り(5~8㎜…厚みがあるので2回塗り)、これが乾かぬうちに振動工具で1段置きに張り進めます。主に外壁に用いられます。
改良圧着張りは、下地面に張り付け用モルタルを(4~6㎜…ダレないよう2回塗りする)塗り、タイル裏全面に張り付けモルタル(3~4㎜)を塗り、モルタルがはみ出すまでたたき押えます。
気温が5℃以下の場合、接着剤やモルタルの硬化、接着不良が起こるため作業を休止します。
60°の角度でくし目ごてを施工することで、接着剤の所要量(厚さ2~3㎜)が塗り付けられます。
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02
最も不適当なものは、「密着張りにおいて、タイルは下部から上部に張り進めた。」です。
この問題は、壁タイル後張り工法ごとの施工のしかたを確認する問題です。
密着張りでは、壁のタイルは上部から下部へ張り進めます。いっぽう、改良圧着張りでは下地面とタイル裏面の両方に張付けモルタルを塗る方法が用いられ、気温が5℃以下になるおそれがある場合は施工しない扱いです。また、接着剤張りでは、接着剤を壁面に対して60°の角度でくし目を立てることが標準仕様書に示されています。
これは不適当です。
密着張りの壁タイルは、下から上ではなく、上から下へ張り進めます。日本建築センター関係の資料でも、密着張りは上から下にタイルを張り付けることが示されており、一級建築士試験問題でも、密着張りは上部から下部へ行う記述が適当とされています。したがって、この選択肢は上下が逆です。
これは正しいです。
改良圧着張りは、下地面だけでなく、タイル裏面にも張付けモルタルを塗る工法です。こうすることで、タイル裏面へのモルタルの回りがよくなり、張付けの確実性を高めやすくなります。公開されている技術解説でも、この工法は両方にモルタルを塗り付けて張るものと説明されています。
これは正しいです。
公共建築改修工事標準仕様書では、施工中又は施工後の気温が5℃以下になると予想される場合は、原則として施工を行わないとされています。気温が低すぎると、モルタルや接着剤の性能に悪い影響が出やすいためです。ですから、この対応は適切です。
これは正しいです。
公共建築工事標準仕様書では、外装タイル接着剤張りについて、接着剤を平たんに塗ったあと、指定するくし目ごてを用いて壁面に60°の角度を保って、くし目を立てるとされています。したがって、この記述は基準に合っています。
この問題では、密着張りの張り進める方向がいちばん大切です。
壁の密着張りは、下部から上部へではなく、上部から下部へ行います。ここを逆に覚えていると、まちがえやすくなります。
あわせて、
改良圧着張りは下地面とタイル裏面の両方にモルタルを塗ること、
5℃以下になるおそれがあるときは施工しないこと、
接着剤張りではくし目ごてを60°で使うこと
も整理して覚えておくと、似た問題にも対応しやすくなります。
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