2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問25 (ユニットD 問8)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問25(ユニットD 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 押出成形セメント板面の塗装に、合成樹脂調合ペイントを用いた。
- 高粘度、高濃度の塗料による厚膜塗装とするため、エアレススプレーを用いて吹き付けた。
- アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには上塗りと同一材料を用いた。
- 壁面をローラーブラシ塗りとする際、隅角部やちり回り等は、小刷毛を用いて先に塗布した。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
塗装は、材料の保護、機能性の向上、美観などの面から仕上げ材に施されます。塗料はその媒体(メディウム)で、合成樹脂調合ペイント、耐候性塗料(フッ素樹脂塗料など)、オイルステンなど様々な種類があり、基材や用途(例えば、屋外の鉄骨、室内のボード面)、期待する耐用年数によって、塗料の種類を選択します。
塗装は、表面処理とされ、仕上げ(材)としては扱われません。
押出成形セメント板の塗装には、 DP塗装やEP-G塗装が用いられます。問題文の合成樹脂調合ペイント(SOP塗装)の主な用途は、木部や屋内鉄部です。
エアレススプレーは、塗料に直接圧力をかけるため高粘度・高濃度塗料の吹付け塗装に適しています。
アクリル樹脂系非水分散形塗料塗り(NAD塗装)では、下塗り・中塗り・上塗りに同じ材料を用います。
隅角部やちり廻り等は、ローラーブラシによる施工が難しいことから、先行して刷毛塗りを施します。
参考になった数16
この解説の修正を提案する
02
最も不適当なものは、「押出成形セメント板面の塗装に、合成樹脂調合ペイントを用いた。」です。
この問題は、どの下地に、どの塗料を使うかを見分ける問題です。
合成樹脂調合ペイント塗り(SOP)は、公共建築工事標準仕様書対応の仕様では、木部、鉄鋼面、亜鉛めっき鋼面に適用されます。いっぽう、押出成形セメント板面には、耐候性塗料塗りやつや有合成樹脂エマルションペイント塗りなどが使われます。そのため、この記述が不適当です。
これは不適当です。
合成樹脂調合ペイント塗り(SOP)の適用範囲は、木部、鉄鋼面、亜鉛めっき鋼面です。押出成形セメント板面はここに入っていません。押出成形セメント板面については、公共建築工事標準仕様書対応の仕様で、合成樹脂エマルションペイントや耐候性塗料を用いる例が示されています。ですから、押出成形セメント板面にSOPを使うという説明は合っていません。
これは適当です。
エアレススプレーは、空気を使わず高い圧力で塗料を吹き付ける方法です。高粘度の塗料にも対応しやすく、厚い塗膜をつくる塗装に向いています。技術解説でも、高粘度の塗料が使え、厚膜にしやすいことが示されています。
これは適当です。
公共建築工事標準仕様書対応の仕様では、アクリル樹脂系非水分散形塗料塗り(NAD)について、下塗り・中塗り・上塗りとも、同一商品を使用することが示されています。したがって、下塗りに上塗りと同じ材料を用いるという説明でよいです。
これは適当です。
公共建築工事標準仕様書対応の仕様では、ローラーブラシ塗りを行うとき、隅角部やちり回り等は小ばけ又は専用ローラーを用いるとされています。こうした部分はローラーだけでは塗りにくいため、先に小刷毛で納める扱いは自然です。実際に、同じ内容の試験解説でも、隅角部やちり回り等は小刷毛を用いて先に塗布するものとして扱われています。
この問題では、塗料の種類と下地の組合せを正しく覚えているかが大切です。
特に、合成樹脂調合ペイント塗り(SOP)は木部・鉄鋼面・亜鉛めっき鋼面に使うという点を押さえると、判断しやすくなります。押出成形セメント板面にそのまま使うものではありません。
あわせて、
エアレススプレーは高粘度塗料の厚膜塗装に向くこと、
NAD塗装は下塗りから上塗りまで同一材料を使うこと、
ローラー塗りでは隅角部やちり回りを小刷毛で納めること
も整理して覚えておくと、似た問題にも対応しやすくなります。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
前の問題(問24)へ
令和7年(2025年)前期 問題一覧
次の問題(問26)へ