2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)前期
問38 (ユニットF 問1)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)前期 問38(ユニットF 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鉄筋の加工寸法の表示及び計測は、突当て長さ(外側寸法)を用いて行う。
- 鉄筋の折曲げ加工は、常温で行う。
- 梁主筋末端部のフックにおける余長の最小寸法は、折曲げ角度が大きいほど長くなる。
- 矩形柱の帯筋は、四隅すべてを柱主筋と結束する。
- 床開口部補強のための斜め補強筋は、上下筋の内側に配筋する。
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この過去問の解説 (2件)
01
鉄筋の性質、構造の面から、継手及び定着長さ、折り曲げ筋など、加工や組み立てについて規定があります。
鉄筋は、設計図書に指定された寸法及び形状に合わせて加工し、組立てます。
鉄筋は熱影響を加えると、強度やじん性が低下するため、折り曲げ加工は常温で行います。
鉄筋のフックにおける余長の最小寸法は、折曲げ角度が大きいほど小さくなります。
鉄筋の折曲げ形状及び寸法は次の通りです。(公共建築工事標準仕様書 表5.3.1)
幅止筋
135°及び90°
(注)片持ちスラブ先端、壁筋の自由端側先端90°フックまたは135°フックを用いる場合には、余長は4d以上。
四隅の交点で全数とします。(建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事)
床開口部の斜め補強筋は、隅角部のひび割れ防止を目的とし、上下筋の内側に配筋します。
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02
最も不適当なものは、「梁主筋末端部のフックにおける余長の最小寸法は、折曲げ角度が大きいほど長くなる。」です。
この問題は、鉄筋の加工や組立ての基本ルールを確認する問題です。特に大切なのは、フックの余長の考え方です。梁主筋末端部のフックの余長は、180°で4d以上、135°で6d以上、90°で8d以上です。つまり、折曲げ角度が大きいほど余長は短くなるので、この記述は逆になっています。
これは適当です。
鉄筋の加工寸法は、一般に外側寸法で扱います。実際に、配筋標準図でも内法以外はすべて外側寸法で扱う考え方が示されています。ですから、この記述は合っています。
これは適当です。
鉄筋の折曲げ加工は、常温加工が基本です。配筋標準図でも、鉄筋の折曲げ加工は常温加工とすると示されています。したがって、この記述は正しいです。
これは不適当です。
実際は逆で、折曲げ角度が大きいほど余長は短くなります。具体的には、180°で4d以上、135°で6d以上、90°で8d以上です。ですから、「角度が大きいほど長くなる」という説明は誤りです。
これは適当です。
柱の帯筋は、特に大事なところをしっかり結束する必要があります。交差する鉄筋の結束については、帯筋・あばら筋は四隅の交点で全数、その他の交点は半数以上とする整理が示されています。したがって、四隅すべてを柱主筋と結束するという記述は合っています。
これは適当です。
スラブ開口部の補強では、斜め補強筋を上下筋の内側に配筋する例が、配筋標準図で示されています。小さな床開口部の補強方法として一般的な考え方なので、この記述は合っています。
この問題では、フックの余長を正しく覚えているかがいちばん大切です。
覚え方としては、180°→4d、135°→6d、90°→8dです。つまり、折曲げ角度が大きいほど余長は短いと整理すると覚えやすいです。
あわせて、
加工寸法は外側寸法で見ること、
折曲げ加工は常温で行うこと、
柱の帯筋は四隅を確実に結束すること、
床開口部の斜め補強筋は上下筋の内側に入れること
も一緒に押さえておくと、似た問題でも判断しやすくなります。
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