2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)後期
問2 (建築学 問2)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)後期 問2(建築学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 大梁の主筋は、引張力だけでなく圧縮力に対しても有効に働く。
- 床スラブの配筋において、主筋はスラブの長辺方向に、配力筋は短辺方向に配筋する。
- 梁の幅止め筋は、腹筋間に架け渡したもので、あばら筋の振れ止め及びはらみ止めの働きをする。
- 柱の主筋に必要な定着長さは、一般にコンクリートの設計基準強度が高くなるにつれて、短くなる。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、「床スラブの配筋において、主筋はスラブの長辺方向に、配力筋は短辺方向に配筋する。」です。
床スラブでは、ふつう短辺方向に主筋、長辺方向に配力筋を入れます。問題文はこの向きが逆になっているので、不適当です。
これは正しいです。
鉄筋コンクリートの梁では、鉄筋は引張側だけでなく、圧縮側でも役立ちます。日本建築学会の資料でも、主要な梁は全スパンにわたり複筋梁とし、圧縮鉄筋はクリープたわみの防止や地震時のねばり強さの確保に効果的とされています。つまり、主筋は引張力だけに働くものではありません。
これは不適当です。
床スラブは、一般に短い方向のほうが曲がりやすく、大きな力を受けやすいため、主筋は短辺方向に入れます。反対に、配力筋は長辺方向に入れます。
そのため、この記述は主筋と配力筋の向きが逆です。
これは正しいです。
梁の配筋の標準図では、あばら筋・腹筋・幅止め筋が梁の配筋の中でまとめて扱われています。また、検査マニュアルでも、腹筋はスターラップ(あばら筋)の振れ止めやはらみ出し防止を目的としたものと説明されています。
このことから、幅止め筋をあばら筋の形がくずれないように支えるための鉄筋と考えるこの記述で問題ありません。
これは正しいです。
定着長さの計算式では、コンクリートの設計基準強度が大きくなると、必要定着長さは小さくなる形になっています。実際に、資料でも必要定着長さLab=(κ×σ×d)÷(F/4+9)と示されており、ここでFが大きくなるほど、必要な長さは短くなります。
また、国土交通省の資料でも、付着や定着を考えて、高い強度の鉄筋には高い強度のコンクリートを組み合わせるとされています。
この問題では、床スラブの主筋と配力筋の向きを正しく覚えているかが大切です。
整理すると、
主筋は短辺方向
配力筋は長辺方向
です。
あわせて、梁の主筋は引張だけでなく圧縮側でも役立つこと、幅止め筋はあばら筋の形を安定させるための鉄筋であること、コンクリート強度が高いと定着長さは短くなりやすいことも、いっしょに押さえておくと解きやすくなります。
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