2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)後期
問20 (建築施工 問3)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)後期 問20(建築施工 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

異形鉄筋における継手及び定着に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 大梁の上端筋の継手位置は、スパンの中央部とする。
  • 重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度に係わらず同じである。
  • 鉄筋の継手には、重ね継手、圧接継手、機械式継手、溶接継手等がある。
  • フック付き定着とする場合の定着の長さは、定着起点からフックの折曲げ開始点までの距離とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、「重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度に係わらず同じである。」です。
異形鉄筋の重ね継手の長さは、いつも同じではありません。公共建築工事標準仕様書や配筋標準図では、コンクリートの設計基準強度Fc鉄筋の種類によって長さが変わる形になっています。ですので、この記述は不適当です。

選択肢1. 大梁の上端筋の継手位置は、スパンの中央部とする。

これは正しいです。
鉄筋の継手は、できるだけ力が小さい場所に設けるのが基本です。大梁では、一般に上端筋の継手は中央部側に設ける考え方が配筋標準図に示されています。ですので、この記述は適切です。

選択肢2. 重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度に係わらず同じである。

これは不適当です。
重ね継手の長さは、コンクリートの強さと関係があります。配筋標準図では、たとえばFc18・21・24・27・30以上のように分けて、L1やL1hの長さが変わる表になっています。つまり、コンクリートの設計基準強度が変われば、必要な重ね継手の長さも変わります。

選択肢3. 鉄筋の継手には、重ね継手、圧接継手、機械式継手、溶接継手等がある。

これは正しいです。
公共建築工事標準仕様書では、鉄筋の継手として重ね継手、ガス圧接継手、機械式継手、溶接継手が示されています。問題文の圧接継手は、このガス圧接継手を含む言い方として考えればよく、内容としては合っています。

選択肢4. フック付き定着とする場合の定着の長さは、定着起点からフックの折曲げ開始点までの距離とする。

これは正しいです。
フック付き定着では、定着長さは定着起点からフックの折曲げ開始点までで考えるのが基本です。フックの先の余長までをそのまま定着長さに入れるわけではありません。配筋標準図でも、折曲げ開始点を基準にすることや、フック部分を定着長さに含めないことが示されています。

まとめ

この問題では、重ね継手の長さは一定ではないという点を押さえることが大切です。
整理すると、
大梁の上端筋の継手は中央部側
重ね継手の長さはFcなどによって変わる
継手の種類には重ね・圧接・機械式・溶接がある
フック付き定着の長さは折曲げ開始点までで考える
となります。

似た問題では、「継手の位置」と「継手の長さ」と「定着の長さ」を分けて整理すると、迷いにくくなります。特に重ね継手の長さはコンクリート強度と無関係ではない、という点は覚えておくと役立ちます。

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