2級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)後期
問39 (施工管理法 問12)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年)後期 問39(施工管理法 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

木造在来軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 腰掛け蟻継ぎとした土台の継手部分は、下木となるほうをアンカーボルトで締め付けた。
  • 根太の継手の位置は、大引の受材心とした。
  • 土台の継手の位置は、床下換気口部分を避けた。
  • 筋かいは、建入れ直し完了後、接合金物や火打梁を固定した後に取り付けた。
  • 和小屋組の棟木や母屋には、垂木を取り付けるため、垂木欠きを行った。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、「腰掛け蟻継ぎとした土台の継手部分は、下木となるほうをアンカーボルトで締め付けた。」です。
木造在来軸組構法の土台では、継手まわりのアンカーボルトは、下木ではなく上側の材の継手付近に来るように設置します。公共建築木造工事標準仕様書でも、「アンカーボルトが継手の上側の材の継手付近になるように設置する」とされています。したがって、この記述は誤りです。

選択肢1. 腰掛け蟻継ぎとした土台の継手部分は、下木となるほうをアンカーボルトで締め付けた。

これは不適当です。
土台の継手では、アンカーボルトは上木となるほうに近い位置で締め付けるのが基本です。
公共建築木造工事標準仕様書では、土台の継手について、柱及び床下換気口の位置を避け、アンカーボルトが継手の上側の材の継手付近になるように設置すると定めています。
そのため、下木となるほうを締め付けたとしているこの記述は誤りです。

選択肢2. 根太の継手の位置は、大引の受材心とした。

これは正しいです。
公共建築木造工事標準仕様書では、根太について、継手位置は大引等の受材心とするとされています。
つまり、根太の継手を大引の受材の中心に合わせる考え方でよく、この記述は合っています。

選択肢3. 土台の継手の位置は、床下換気口部分を避けた。

これは正しいです。
土台の継手は、弱くなりやすい場所や開口部の近くを避けることが大切です。
公共建築木造工事標準仕様書でも、土台の継手は柱及び床下換気口の位置を避けるとされています。
そのため、この記述は適切です。

選択肢4. 筋かいは、建入れ直し完了後、接合金物や火打梁を固定した後に取り付けた。

これは正しいです。
木造の建方では、まず建入れ直しをして、骨組みの狂いを直し、その後に接合部や火打材などで全体を固めていく流れで考えます。
公共建築木造工事標準仕様書でも、建入れ直し後に建方精度を確認すること、建方中は必要に応じて仮筋かい等で安全を確保することが示されています。実務上も、建入れ直し後に接合金物や火打材、本筋かいで骨組みを固める整理が一般的です。

選択肢5. 和小屋組の棟木や母屋には、垂木を取り付けるため、垂木欠きを行った。

これは正しいです。
和小屋組では、垂木を棟木や母屋に納めるために、垂木欠き垂木当たり欠きを設けるのが一般的です。
木構造の教材でも、母屋に垂木欠きして取り付けること、棟木には垂木彫り・垂木欠きを行うことが示されています。
そのため、この記述は適切です。

まとめ

この問題でいちばん大切なのは、土台の継手まわりのアンカーボルトは、下木ではなく上側の材の継手付近に設けるという点です。

あわせて、
根太の継手は大引等の受材心
土台の継手は床下換気口を避ける
和小屋組では棟木や母屋に垂木欠きを行う
という基本も整理して覚えておくと、似た問題でも判断しやすくなります。

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