2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問10 (建築学(選択) 問6)
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問10(建築学(選択) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- 積雪荷重は、雪下ろしを行う慣習のある地方では、雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を減らして計算することができる。
- 事務室の積載荷重の値は、一般に、大梁、柱又は基礎の構造計算用より、床の構造計算用のほうを大きくする。
- 地震層せん断力は、建築物の弾性域における固有周期及び地盤の種類に応じて算定する。
- 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も不適当なのは、
「風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。」
です。
構造計算では、暴風時には風圧力、地震時には地震力をそれぞれ考えます。風圧力と地震力を同時に組み合わせて作用させるものではありません。建築基準法施行令でも、暴風時と地震時は別の荷重・外力の組合せとして定められています。
適当です。
積雪荷重は、屋根の上に積もった雪の重さを考えるための荷重です。
雪下ろしを行う習慣がある地方では、実際に雪を取り除くことによって屋根の上に大量の雪が積もり続けることを防げます。
そのため、一定の条件を満たす場合には、雪下ろしの実際の状況に応じて、計算に使う垂直積雪量を減らすことができます。
建築基準法施行令では、雪下ろしを行う慣習のある地方で垂直積雪量が1mを超える場合、雪下ろしの実況に応じて1mまで減らして計算できるとされています。
適当です。
積載荷重とは、人や家具、荷物などによって建物に加わる荷重です。
床は、その場所に置かれる人や物の重さを直接受けるため、局所的に大きな荷重がかかることを考える必要があります。
一方、大梁や柱、基礎は広い範囲の荷重を受けるため、すべての場所に最大の荷重が同時にかかる可能性は低くなります。
そのため、床の構造計算に使う積載荷重のほうが、大梁・柱・基礎の構造計算に使う値より大きく設定されています。
事務室の場合、床の構造計算用は2,900N/m²、大梁・柱・基礎の構造計算用は1,800N/m²です。
適当です。
建物は、地震が起きたときに揺れますが、その揺れ方は建物の高さや構造、地盤の状態などによって変わります。
地震層せん断力の算定に使う係数には、建築物の弾性域における固有周期と地盤の種類によって決まる振動特性係数Rtが含まれています。
したがって、建物の固有周期や地盤の種類は、地震層せん断力を算定するうえで重要な条件です。
なお、実際の地震層せん断力の算定では、これらだけでなく、地域係数や高さ方向の分布なども考慮します。
不適当です。
風圧力は、強い風によって建物に加わる力です。一方、地震力は、地震による揺れによって建物に加わる力です。
構造計算では、暴風時と地震時を別の状態として考えます。
一般の場合、短期に生じる力については、
暴風時:固定荷重+積載荷重+風圧力
地震時:固定荷重+積載荷重+地震力
というように計算します。
したがって、風圧力と地震力を同時に作用させて計算するという説明は誤りです。
建築物の構造設計では、積雪、建物内の人や物、地震、風などによって建物に加わる力を考える必要があります。
積雪荷重は、一定の条件のもとで雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を減らすことができます。
事務室の積載荷重は、床の構造計算用の値のほうが、大梁・柱・基礎の構造計算用より大きくなります。
地震層せん断力の算定では、建物の固有周期や地盤の種類などが関係します。
そして重要なのは、風圧力と地震力は、通常の構造計算では同時に作用するものとして扱わないという点です。暴風時と地震時は、それぞれ別の状態として計算します。
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02
基本的な考え方をおさえておけば良いです。
正しい。
設問のとおり。
1mを超えた場合、1mまで低減するして計算することができます。
正しい。
大梁や柱よりも床にかかる積載荷重のほうが大きいです。
正しい。
地域係数・振動特性係数に固有周期や地盤の種類が関係します。
地震層せん断力(Q)=上階の重さ(W)×地震層せん断力係数(Ci)
地震層せん断力係数(Ci)=地域係数(Z)×振動特性係数(Rt)×高さ方向の分布(Ai)×標準せん断力係数(Co)
不適当です。
それぞれ別に作用するものとして計算します。
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