2級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)前期
問37 (施工管理法 問10)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年)前期 問37(施工管理法 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

足場に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 単管足場の隣接する建地の継手部は、千鳥となるように配置した。
  • 単管足場において、単管と単管の交点の緊結金具は、直交型クランプ又は自在型クランプを使用した。
  • くさび緊結式足場において、壁つなぎの間隔は、単管足場の法令で定められた間隔を適用した。
  • 単管足場の沈下防止のため、敷角の上に単管パイプを直接乗せて、脚部に根がらみを設けた。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、

「単管足場の沈下防止のため、敷角の上に単管パイプを直接乗せて、脚部に根がらみを設けた。」

です。

単管足場の脚部では、沈下や滑動を防ぐために敷板・敷角などを用いますが、建地の単管パイプを敷角に直接乗せるのではなく、ベース金具を使用して支持する必要があります。厚生労働省の資料でも、足場の脚部について、敷板・敷角とベース金具による沈下防止が示されています。

選択肢1. 単管足場の隣接する建地の継手部は、千鳥となるように配置した。

適当です。

建地とは、足場を縦方向に支える単管です。

隣り合った建地の継手を同じ高さにそろえると、その高さに弱い部分が集中してしまいます。

そのため、隣接する建地の継手位置は千鳥にして、同じ高さに集中しないようにします。また、単管の接続には、抜け止め機能など所定の性能を備えた単管ジョイントを使用する必要があります。

選択肢2. 単管足場において、単管と単管の交点の緊結金具は、直交型クランプ又は自在型クランプを使用した。

適当です。

単管足場では、単管同士を交差させて組み立てるため、その交点をクランプでしっかり固定します。

直角に交わる部分には直交型クランプ、角度を自由に変える必要がある部分には自在型クランプを使用します。

これらの緊結金具には、安全に使用できるよう構造や強度についての規格が定められています。

選択肢3. くさび緊結式足場において、壁つなぎの間隔は、単管足場の法令で定められた間隔を適用した。

適当です。

壁つなぎは、足場と建築物などをつなぎ、足場が外側へ倒れたり変形したりするのを防ぐものです。

くさび緊結式足場については、その構造に関する独立した基準が十分に定められていない部分について、単管足場の基準が準用されています。厚生労働省の資料では、単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下とされています。

したがって、単管足場について定められた壁つなぎの間隔を適用する考え方は適当です。

選択肢4. 単管足場の沈下防止のため、敷角の上に単管パイプを直接乗せて、脚部に根がらみを設けた。

不適当です。

敷角は、足場から地面へ伝わる力を広い範囲に分散させ、地盤への沈み込みを防ぐために用います。

ただし、建地の単管パイプを敷角の上へ直接乗せる方法は適切ではありません

脚部にはベース金具を使用し、敷板や敷角などと組み合わせて、沈下や滑動を防止します。さらに根がらみを設けることで、脚部が横方向へ動くことも防ぎます。厚生労働省も、足場の倒壊防止として脚部の沈下・滑動防止が必要であるとしています。

まとめ

単管足場では、足場全体を安定させるための接続方法と脚部の処理が重要です。

建地の継手は同じ高さに集中させず、千鳥に配置します。

単管同士の交点は、直交型クランプや自在型クランプを使って緊結します。

くさび緊結式足場の壁つなぎについては、単管足場の基準を適用して計画します。

そして、単管足場の脚部では、敷角の上に単管パイプを直接乗せるのではなく、ベース金具を使用して支持します。敷板・敷角、ベース金具、根がらみなどによって、足場の沈下や滑動を防ぐことが大切です。

参考になった数4